2023.07.08

CARS

ポルシェ911ダカールに先んじて、ランボルギーニ・ウラカン・ステラートに試乗! 全天候型スーパー・スポーツの時代がやってくる!!

全天候型スーパー・スポーツカー、ランボルギーニ・ウラカン・ステラート。

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豪快で痛快

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試乗の舞台はパームスプリングス近郊の砂漠地帯にあるチャクワラ・ヴァレー・レースウェイ。ここにターマックとグラベルが連結された特設コースが用意されていた。

コースインして2-3のコーナーを抜けたら、すぐにコースを外れてグラベルへ。ここでの走りっぷりは豪快、そして痛快なものだった。



ステアリングを切り込みアクセレレーターを踏み込んでいくと、リアが滑りながらもフロントが適度に引っ張って、きれいなアングルでのスライド走行を、いとも簡単に楽しめるのだ。行きたい方向にステアリングが向いていれば、あとはアクセル操作で自由自在。自然吸気V10を存分に歌わせ、豪快に砂を巻き上げながら、3速でも4速でもそんな走りを楽しめる。むしろ踏んでいたほうが安定することに気づくと、ますます右足に力が入ってしまった。

嬉しいことにターマックでも、その走りは刺激的だった。そのフットワークは、適度にロールを許しながらも正確なレスポンスでノーズがインに向く、非常にコントローラブルな躾け。目指したのは拡大された前後サスペンションのストロークを活かして姿勢変化を穏やかにして、限界付近のコントロール性を高めるセッティングだという。

装着タイヤはブリヂストンのSUVタイヤ、デューラーで、前後19インチ・ホイールとの組み合わせとなる。

実際、3速で回るような中速コーナーでも、ヨーがつくの待ってアクセレレーターを踏み込んでいくと、ステアリングを中立かほんのわずかに切り込んだ高速ドリフトに容易に持ち込めるのだ。オフロードを意識したゴツいブロックのタイヤが、ヨレ感の無い走りを可能にしていたことにも驚いた。確かに限界は多少低いのかもしれないが、このコントロール性の高さは快感そのものだ。

一般道に出ても、ウラカン・ステラートの走りは唸らせる仕上がりだった。何しろ地上高に余裕があり、サスペンション・ストロークも長いから、試乗ルートの荒れた舗装、うねった路面でもフロアを打ち付ける心配が無く、乗り心地も良い。快適そしてファンなドライブを存分に楽しむことができたのである。



性能向上著しい現代のスーパースポーツカーたちは、一方で一般道ではもちろんサーキットですらも、限界域まで使って走らせることが難しくなってきているのが現実だ。そんな中、車高を上げ、オールテレインタイヤを履いたウラカン・ステラートは、場面を選ばず思い切り走りを楽しめるクルマに仕上がっていた。

あるいは、これはスーパースポーツカーの新たな潮流となるかもしれない。ウラカン・ステラートは1499台の限定車だが、ランボルギーニ自身も手応えを感じているようで、おそらく今後もこのコンセプト、何らかのかたちで具現化されそうな気配である。


文=島下泰久

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■ランボルギーニ・ウラカン・ステラート
駆動方式 ミドシップ縦置きエンジン4輪駆動
全長×全幅×全高 4525×1956×1248mm
ホイールベース 2629mm
トレッド(前/後) 1698/1654mm
車両乾燥重量 1470kg
エンジン形式 水冷V型10気筒DOHC
総排気量 5204cc
最高出力 610ps/8000rpm
最大トルク 560Nm/6500rpm
トランスミッション 7段デュアルクラッチ式自動MT
サスペンション(前後) ダブルウィッシュボーン/コイル
タイヤサイズ(前) 235/40R19
(後) 285/40R19
ブレーキ(前後) 通気冷却式ディスク
車両本体価格 3116万5367円

(ENGINE2023年8月号)

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