2023.07.15

CARS

SUVのポロが見た目も中身もちょっと上質に フォルクスワーゲンTクロスがマイナーチェンジ

フォルクスワーゲンが、ポロのSUVバージョンと言ってもいいBセグメント・サイズのSUV、「Tクロス」のマイナーチェンジ版を公開した。年間生産30万台を数える人気のコンパクトSUVが、デザインと装備のアップグレードを図る。

ヘッドライト類をイメージチェンジ

エクステリアは、新デザインのLEDヘッドライトとデイタイム・ライトを標準採用。マトリックスLEDのIQ.ライトがTクロスでは初めて設定された。フロントバンパーはフォグライト・ベゼルが従来のオフローダー的な四角いデザインから、逆三角形に近い多角形に変更され、シャープなイメージを増した。テールライトもLED式で、X字型の立体的な灯体を組み込んだ新形状に刷新。また、バンパーにはメッシュグリルのような黒いインサートが組み込まれた。ボディ・カラーは3色を追加。ソリッドのグレープイエローのほか、クリアブルーメタリックとキングスレッドメタリックが新たに加わった。



質感を高めたインテリア

インテリアはダッシュボードが改良され、上級モデルのようにソフトで上質な素材を導入。上位グレードではドア・トリムにも同様の処理が施される。パネルから独立したスタイルとなったセンターディスプレイは8.0インチを基本に、上級仕様では9.2インチに拡大される。

メーターパネルは全車デジタル化。エアコンはマニュアル式が標準装備で、バックライト付きのタッチ式スライダーで操作するオートエアコンもオプション設定される。



荷室の使い勝手も向上

385〜1281リッターの荷室容量に加え、上級グレードでは2398mmの積載長を実現する助手席フォールドダウンが備わり、サーフボードなどを積み込むことが可能だ。また、牽引ヒッチの耐荷重は75kgで、従来比20kg増加。オプションの脱着式牽引バーも垂直方向の積載重量が高まり、重量のかさむ電動アシスト自転車も運ぶことが可能になった。

運転支援装置(ADAS)では、このクラスでは珍しいトラベル・アシストをオプション設定。加減速のほか、車線維持や、コーナー手前での速度抑制なども可能なシステムで、ランドアバウトでも制御を行うことができる。

この改良型Tクロスは今年第4四半期からオンラインでのコンフィギュレーターが利用可能となる予定。発売は2024年の第1四半期が見込まれている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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