2023.10.24

CARS

あなたは何を創造する? 日産のEVコンセプト、「ハイパーパンク」はクリエイターのための動く創作部屋だ

日産がジャパン・モビリティショー2023で公開するコンセプト・カーの4台目は、未来感あふれる小型クロスオーバーEVの「ハイパーパンク」だ。日産は今回、実車と画像という2種類の展示方法を用いているが、ハイパーパックは会場に実車が展示される。

自己表現と創造性を高める

ハイパーパンクのターゲット・ユーザーはスタイルやイノベーションを重視するクリエイターやアーティスト。自己表現と創造性を高めることができるコンパクト・クロスオーバーEVだという。



ポリゴンを表現したエクステリア

エクステリアは立体感や多角形を強調したポリゴン風のデザインで、空力やミニマリズムに偏重したトレンドに逆行する意匠となっている。短いオーバーハングと23インチ・ホイールという大径ホイールとの組み合わせにより、市街地からオフロードまで走破する多用途性が表現されている。ボディ・カラーは視角や光の当たり方で見え方が変わる塗装を採用した。



折り紙をモチーフにしたインテリア

インテリアは和紙や折り紙がモチーフで、和風テイストとデジタルやアートが融合する空間を構築。車載カメラが捉えた周囲の景色を、AIが漫画調やさまざまなグラフィックパターンに変換し、ドライバーを囲むように配置された3つのディスプレイに映し出すことで、現実とメタバースの融合した世界観を体験できる。コクピットを運転だけでなく創作活動の場として活用できる設定だ。

ヘッドレストにはバイオセンシングによってドライバーの健康状態などを検知するセンサーを内蔵。AIが気分を解析し、それに合わせて照明や音楽を最適化することで創作意欲を刺激する。また、車載のバッテリーは創作活動に必要なデバイスにも電力を供給。V2X機能による外部給電も可能だ。



オンラインゲームで世界観を体験

10月28日〜11月5日に一般公開されるジャパン・モビリティショー2023では、ハイパーパンクの実車を展示。それに先駆け、東京・新宿のクロス新宿ビジョンで10月25日まで、今回出展する4台のコンセプト・カーの映像を放映する。さらに10月25日からは、オンラインゲーム『フォートナイト』を通じコンセプト・カーの世界観を体験できる『日産エレクトリファイ・ザ・ワールド』を公開する。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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