2023.11.23

CARS

「ソレックス・ツインキャブの味はやはり別格!」 初代トヨタ・セリカ1600GTをはじめ懐かしの国産旧車にイッキ乗り!  

フルレストアされたビカモンのトヨタ・セリカ1600GT。

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9月28日、Vintage Club by KINTOが展開する「特選旧車レンタカー」の4台イッキ乗り試乗会を開催。11人の読者がその違いを味わった。エンジン編集部のムラヤマがリポートする。

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初代セリカ1600GTに試乗!

エンジン7月号特集「ちょっと古いクルマ探検隊!」で取材した、KINTOが運営する「特選旧車レンタカー」。これを読者のみなさんにも体験してもらう「4台イッキ乗り試乗会」をエンジン・プレミアム・クラブ(EPC)で開催した。



今回用意したクルマは、7月号の特集で登場した中からTE27型カローラ・レビン、AW11型MR2、ST205型セリカGT -FOURの3台。そして本誌初登場となる初代セリカ1600GTの合計4台だ。

この試乗会は、KINTOが10月から12月末までの3ヶ月間、トヨタモビリティ東京・有明店を拠点に貸出を実施する「東京キャラバン」に合わせて共同企画したものだ。試乗プログラムは、4台すべてのクルマを30分ずつ、計2時間運転し続けるというややハードなものである。2台ずつに分かれて編集部が運転する先導車について走行する形で行った。拠点となる有明のトヨタディーラーを出発し、折返し地点の公園で乗り換えて有明に戻る往復25km、約1時間のコースを2セット走行するのだ。

試乗会当日は、厳しい残暑に見舞われた。27レビンやセリカにもクーラーは装備されているけれど、現代の感覚からすれば「無いよりはマシ」くらいのものである。クルマよりもヒトが先に音を上げてしまいそうな暑さのなか、4台の旧車を味わったみなさんの声を紹介しよう。



走行後のアンケートで、もっとも印象に残ったクルマとして5人が票を投じたのは27レビンだ。「ソレックス・ツインキャブの味はやはり別格。音で楽しめるクルマ!」(菊地則夫さん)、「エンジン音が最高!」(S・Tさん)というように、まずは独特の吸気音に魅せられた人が多かったようだ。さらに、「さすがに日常使いはムズかしそうだけど、実は一番“それっぽい”気がする」(桜井志郎さん)というコメントに代表されるように、旧車ならではの味わいの深さがみなさんの印象に残った様子。その結果、「プリミティブな楽しさが詰まっている」(Y・Gさん)、「クルマの軽さも味の濃さも、これがイチバンで、運転が面白かった!」(安部和俊さん)という声から、果ては、「一番ハードで、交差点を曲がれただけでも自分がエラクなった気がする!」(北政彦さん)なんて意見まで飛び出した。



続いての人気は黄色いボディのセリカ1600GT。「生れたときから実家にあったクルマ。自分で運転できて感慨深かった」(安部さん)、「この時代にこんなに上質なクルマを造っていたことに感動!」(有吉健治さん)、「当時のスペシャリティカーの質感を味わえた」(菊地さん)と、絶賛の声を頂戴した。

EPCではこれからも、「一生乗れないと思っていたクルマに乗れる」(北さん)、「子供の頃の憧れが実現する」(有吉さん)という期待にお応えできるよう、ガンバります!

文=村山雄哉(ENGINE編集部) 写真=茂呂幸正

◆クルマ好きの大人が集まるサークル、「エンジン・プレミアム・クラブ」の情報はこちら!


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(ENGINE2023年12月号)

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