2023.12.30

WATCHES

顔、サイズ、中身の三拍子に加えて特筆すべきコスパの良さ!「ロンジン マスターコレクション」は、アンダー100万円の“価格を超えた価値ある”時計だ!

ロンジン マスターコレクション

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いつまで続くのか物価高に円安。時計もだんだん遠ざかっていくかのような気がする今日このごろ。しかし高品質で近づきやすい価格の時計も実際にたくさん存在しているのもまた事実。技術の進歩により、ムーブメントの進化と高性能化、外装の洗練は格段に進み、いわゆるミドルレンジにおいても高額品に肩を並べるモデルは少なくないのだ。そこで最近のモデルの中から“価格を超えた価値”ある時計をエンジン時計委員会が厳選。日常生活で着けて楽しむのに最適な7モデルから、今回はロンジンのマスターコレクションを取り上げる。さて、あなたならどれを手に入れる?

野上亜紀のイチオシ
ロンジン マスターコレクション 37万8400円
シンプルながらも、趣深い一本



時計の文字盤は“顔”であり、主役ともなる重要なパーツである。

私は小さなころからアニメでも脇役を好きになるようなタイプで、決してイケメン好きではないと自認してきたが、この時計を初めて手にした時は、思わずその顔立ちに見惚れてしまった。

シンプルながらも、その味わいが実によい。最近のロンジンの文字盤は手が込んでいて個人的にも注目しているが、今機においてもサンドブラスト加工の文字盤に彫り込んだインデックスや、フランジ部分の分表示などの個性的な意匠が目を奪う。

前作は直径40mmの3針であったが、新たにスモールセコンドを配置。サイズも38.5mmとクラシカルな小径化を叶えた。

ほかにも2色あり、個々に合わせて文字盤の仕上げや針の色を変えているのもツボ。シリコン製ヒゲゼンマイ搭載かつ約72時間のパワーリザーブも使い勝手が良く、顔とサイズと中身の3拍子に加えて、特筆すべきコスパの良さ。

今テーマの“価格を超えた価値”を持つ時計としてお薦めしたい。


文=野上亜紀

(ENGINE2023年12月号)

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