2023.12.09

CARS

販売予定は月400台 激しい争奪戦は必至 ATのワゴンで復活したトヨタ・ランドクルーザー70の販売開始

トヨタが「ランドクルーザー250」のワールドプレミアと同時に発表した「ランドクルーザー70」(70系)の販売を開始した。2014年に期間限定販売されて以来の導入となるが、今回はカタログ・モデルとして継続販売される。

クラシカルな丸目を採用

エクステリアはボクシーな70系らしいシルエットを継承しつつ、フロントは円型ヘッドライトと独立型ウインカー、トヨタのロゴが入ったメッシュ・グリルでクラシックな印象に仕立てている。ヘッドライトはハイとローの切り替え式LEDで、グリルと一体のパネルに埋め込むことで悪路などでの破損を防いでいる。



バンパー類は黒で統一

樹脂製の前後バンパーやホイールアーチ、アルミ製のサイドステップは黒で統一。タイヤは265/70R16AT23で、バック・ドア外側にはスペア・タイヤを備える。フロント・フォグライトやテールライトはオフロード走行時などにも破損しづらいようにバンパー埋め込み式とした。

ボディ・サイズは全長×全幅×全高=4890×1870×1920mmで、ホイールベースは2730mm。



2列5名乗車

インテリアは従来モデルとほぼ同じ形状のダッシュボードを用いるが、USBタイプCソケットを2口新設。メーターパネルにはオプティトロン・メーターと4.2インチのカラーディスプレイを装備。ステアリング・ホイールは木目調リムに各種スイッチが装備された新形状となっている。

2列シート配置で乗車定員は5名。後席は6:4分割可倒式で、タンブル+リクライニング機構付き。バック・ドアは左右で長さの異なる観音開きとし、狭いスペースでの積み下ろしの際などに利便性を発揮する。



2.8リッター・ディーゼル+6段AT

パワートレインは1GD-FTV型2.8リッター直4ディーゼル・ターボで、204ps/500Nmを発生。PM(ディーゼル微粒子)を吸着するDPR触媒や、NOxを還元する尿素SCRシステムを装備し、排気を浄化する。トランスミッションは手動変速モードを備える6段AT。

4WDシステムはH2、H4、L4の切り替え式。デュアルモード・オートマチック・ロッキングハブや電動デフロックをはじめ、降坂時の速度を低く保つDAC、スリップ状態からの素早い脱出を可能にするA-TRCといった悪路走行で威力を発揮するデバイスも装備する。



前後リジッド式サスペンション

シャシーは高剛性のラダーフレームを採用。前後ともにリジッド式のサスペンションはフロントにコイル・スプリング、リアにロングテーパー・リーフスプリングを用い、オンロードの走行性とオフロードの走破性との両立を図っている。

安全装備ではプリクラッシュセーフティやコンライト、ドライブスタートコントロールを新採用。ルームミラーは自動防眩機能と内蔵型バックモニターを備える。



AXのみの1グレード展開

グレードは「AX」のみの設定で、前回とは異なり3ナンバー登録となる。ボディ・カラーはベージュ、スーパーホワイトII、アティチュードブラックマイカの3色展開だ。

価格は480万円。販売予定台数は月400台となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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