エンジン時計委員が2024年に身に着けたいシンプルな時計を熱く語る。LESS IS MOREーー少ないのが豊か! かつて腕時計の文字盤は白、銀、黒、青色が、ケースはゴールドもしくはスティールが圧倒的主流であった。もちろん、百花繚乱、多芸多才……といった言葉が当てはまりそうな華やかな時計たちも魅力的だが、2024年は、“少ないのが豊か”を改めて見直してみたい。今回は、ウブロの「クラシック・フュージョン オリジナル」を紹介する。時計委員会メンバーふたりの意見やいかに。
「ブランドの精神性の強さが伝わる」柴田充
ウブロというブランドからいつも考えるのは“守破離”というあり方だ。コンセプトの“フュージョン”は創設の思想を守り、それを先進技術や素材で破り、さらに近年のアートコラボのように展開しスタイルから離れる。それでも「クラシック・フュージョン」で原点を振り返ってみれば、センセーショナルな話題性を含め、21世紀の時計界を牽引してきた存在がじつはブレない精神性に貫かれていることがわかる。その強さがシンプルさから伝わる。
「まさに“静かなる贅沢” 」数藤健(ENGINE編集部)
バーゼルフェア(当時)のショウウインドウで初めてこの時計を見た時、「ゴールドにラバーを合わせるとはなんと突飛な」と慨嘆。しかし、東京で小径のウブロを仕立ての良いダークスーツに合わせた年配の大物経営者と話す機会があり、その洒脱さに驚嘆。当時“stealth wealth”という言葉があったが、今なら“quiet luxury”を体現する腕時計のひとつだろう。イエローゴールドが似合うと勝手に思っている60代になったら小径の「クラシック・フュージョン」を着けたい。若い起業家にも薦める。
クラシック・フュージョン オリジナル
イエローゴールド
ウブロは1980年にデビュー。イエローゴールドのケース、船の舷窓=ウブロを模したベゼル、インデックスのないミニマルデザインのブラックダイアル、ラバーストラップなど、ファーストモデルのセンセーショナルなオリジナルデザインを現在の「クラシック・フュージョン オリジナル」に反映。イエローゴールドモデルは、自動巻き直径42mm(334万4000円)と直径38mm(写真・284万9000円)、クオーツ直径33mm(246万4000円)の3種類を展開。
文=数藤健
(ENGIN2024年2・3月号)
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