2024.01.27

CARS

レクサスがオートサロンのコンセプトカーを市販化 レクサスのEV、「RZ」に100台限定の特別仕様車登場

レクサスはブランド初の電気自動車=バッテリーEV(BEV)専用モデルとして発売した「RZ450e」に特別仕様車「Fスポーツ・パフォーマンス」(F SPORT Performance)を設定し、100台限定で抽選販売する。

2023年のオートサロンに出展

Fスポーツ・パフォーマンスは、昨年の「東京オートサロン2023」で出展されたコンセプト・モデル「RZスポーツ・コンセプト」(RZ SPORT CONCEPT)の市販版といえるモデル。RZスポーツ・コンセプトでは、エアレース・パイロットの室屋義秀選手、レーシング・ドライバーの佐々木雅弘選手とともに走りの楽しさを追求するため、空力と走りの性能を鍛え上げ、機能に根ざしたデザインを具現化した。



航空機の空力技術を応用

エクステリアに装着された空力パーツは室屋選手と開発を行った。航空機の空力技術を応用したカーボン・ウイング、カーボン・ターニングベインなど17点の専用エアロパーツを装着。これによりダウンフォースを増加させるなど、より高い空力性能を実現した。

エクステリアは光と影が織りなす静寂の銀世界から着想を得た「HAKUGIN」(白銀)とブラックのコントラストが際立つボディ・カラーに、ブルーのアクセントを配している。きめ細やかな粒子感で美しい造形を際立たせるマットホワイトの新たな質感を追求するとともに、BEVのクリーンさを想起させるブルーのアクセント・カラーを加えることで、スポーティな印象を際立たせた。



迫力満点のワイド・フェンダー

ボディ・サイズは全長×全幅×全高=4860×1965×1625mm。張り出しの大きな前後ワイド・フェンダーや専用の空力パーツの装着などにより、ベース・モデルとなる「RZ450eバージョンL」と比べると全長が55mm、全幅が70mm拡大し、全高は10mm低くなっている。

インテリアには新たに設定したブラックとブルーの専用カラーを採用。シートはブルーステッチが施されたウルトラスエードの表皮を持つ。



21インチの脚まわりも専用チューン

脚まわりではコイルスプリングやショックアブソーバーを専用チューニング。佐々木雅弘選手とともにトヨタの下山テストコースで徹底的に走り込み、妥協のない走りを実現した。タイヤはフロントが255/40R21、リアが295/35R21と扁平率の低いファットなサイズとなる。21インチの専用アルミホイールはマットブラックのエンケイ製だ。

なお、フロントが150kW(204ps)/266Nm、リアが80kW(109ps)/169Nmを発生する2つのモーターや、71.4kWhの容量を持つリチウムイオン・バッテリーに変更はない。
 
抽選の申し込みは2月19日(月)まで全国のレクサス店で行われ、当選者には申し込みした販売店より2月22日(木)以降に連絡が行き、商談が開始される予定だ。価格は1180万円となっている。



文=木原寛明 写真=宮門秀行、トヨタ

(ENGINE WEBオリジナル)

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