2024.05.10

CARS

ちょっと古いデルタでオシャレなのはこれ! クラスレスのラグジュアリー・カーとして誕生した3代目は、どんなランチアだったのか? 

これぞ小さな高級車! ランチア・デルタ

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中古車バイヤーズガイドとしても役にたつ『エンジン』蔵出し記事シリーズ。今回は2008年9月号に掲載されたランチア・デルタのリポートを取り上げる。日本撤退以来、長く空白が続いたランチア・ブランド復活の狼煙となった新型デルタ。右ハンドル仕様も用意されるというわけで、何年もの間お呼びのかからなかった日本のメディアも試乗の機会を得た。市場の特殊性を本気で考えて開発中という日本仕様の完成はまだだが、欧州試乗向けの新型に乗って、それが待つに値するクルマだということが分かった。という言葉でリポートは始まる。


謳い文句の8割がたは真に受けていい

「ほかのクルマとは違う」というのが新型デルタのキャッチフレーズだ。

Cセグメントとひとつ上のDセグメントの、プレミアム・モデルを含むすべてのクルマをライバルとして想定しつつ、それらのどれとも違う立ち位置をとることに成功したと、ランチアは力強く宣言している。

その謳い文句の8割がたは真に受けていいと、試乗して僕は思った。

ピラーを艶消しガンメタリックとした2トーン・カラーも12色用意される。


すでにイタリア市場では6月21日から販売が始まり、お膝元のトリノでは街のいたるところに登場を告知するビルボードが掲げられている。ザ・パワー・トゥ・ビィ・ディファレントのキャッチが誇らしげだ。リチャード・ギアがハリウッドから乗り出してチベットへとワープするテレビCMもかなりイケているし、リブラなきあとを任されることになった新型デルタは、スマッシュヒットを飛ばしそうな予感がする。じじつ、発売3週間で20万人がディーラーに足を運び、7000人がテスト・ドライブの申し込みをしたというから、出足も絶好調である。

イタリア以外の欧州各国でもバカンス明けの9月から順次販売が立ち上がることになっていて、輸出にもいままで以上に力を入れると鼻息も荒い。ランチア・ブランド全体のプロモーション戦略を見直して以降、イプシロンとムザの輸出実績は急激な右肩上がりのカーブを描いており、デルタが加わった2008年の目標は8割増を目指すと豪語するほどだ。

試乗車は、アルジェント、オロ、プラティーノと3種類用意されるトリムのうち、最上級仕様となるプラティーノだった。


2009年半ばには右ハンドル仕様デルタの生産が始まり、90年代はじめに撤退して以来、長い間ランチア不在が続いていた英国や日本(さらにはオーストラリア)への正規輸出が始まるのも大きなニューズである。イプシロンやムザにも次期モデルでは右ハンドル仕様が設けられ、ラインナップに加わるという。

日本にやってくる右ハンドルのデルタは、開発が最終段階に入っている1.8リッター直噴ガソリン・ターボの200ps仕様にアイシン製6段オートマティック(トルコン付き)を組み合わせたパワー・ユニットが搭載されるという。期待大だ。

内装は黒とベージュの2トーンにポルトロナ・フラウの革張り。プラティーノ・トリムでは17インチの軽合金ホイールやガラス・サンルーフも標準装備となる。



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