2024.03.26

CARS

専用マイクで本格的にカラオケも楽しめる BYDアット・スリーが一部改良で、使う楽しさをアップ

世界最大のEVメーカーにまで急成長を遂げている中国のBYDは2022年7月に日本市場への参入を大々的に発表し、Cセグメント・サイズSUV「ATTO 3」(アット・スリー)、Bセグメント・ハッチアックの「DOLPHIN」(ドルフィン)をすでに上陸させていて、ハイエンド・セダンを謳う「SEAL」(シール)も2024年年央の発売を予告している。

2023年1月に日本導入第1弾として発売されたアット・スリーが2024年3月1日に早くも一部改良を受けた。

BYDの世界戦略車

世界戦略車であるアット・スリーは2022年2月に中国で販売がスタート。オーストラリアやタイなどのアジア太平洋地域、欧州でも発売されている人気モデルである。



ブレードバッテリーを搭載

技術面でのトピックは、BYD独自開発の「ブレードバッテリー」。同バッテリーは、BYDが2021年に発表した最新型のリン酸鉄リチウムイオン電池で、高い安全性や航続距離の長さ、強度、長寿命を特徴としている。

プラットフォームはEV専用の「e-Platform 3.0」で、470kmの航続距離(WLTCモード)と高い安全性、フラットフロアによる広いキャビン、440リッターという実用的な荷室容量を備えている。



内外装のカラーを変更

今回初めて行われた一部改良のメニューは多岐に及んでいる。新ボディ・カラーの「コスモスブラック」が採用されたほか、内装色に「ブラック/ダークブルー」を追加した。さらに、ボディ・カラーに合わせてウインドウ・トリムDピラー・プレートもブラックに変更することで精悍さを増している。テールゲートのロゴデザインも新しくなったほか、車用サンシェードがより厚みのある形状に刷新された。

また、大型タッチスクリーンのサイズが12.8インチから15.6インチに拡大され、操作性、視認性の向上も盛り込まれている。また、インフォテインメントに「BYD Store」が追加されたことで「Amazon Music」や「検索ブラウザー」、「カラオケ」の3つのアプリ取得が可能になった。



検索やカラオケ・アプリを搭載

「検索ブラウザー」ではインターネット検索が可能。ただし、運転中の使用は不可となっていて、利用には携帯電話のデザリングまたは Wi-Fi に接続することが必要(データ通信料が発生する可能性がある)。データのダウンロードはできない。

カラオケ・アプリでは、車内でカラオケ音源を流せるだけでなく、別売り販売予定のマイクを使用することで、車内で本格的にカラオケを楽しむことができる。なお、マイクの販売予定時期、価格や発注方式は現時点では未定だ。

価格は登場時の440万円から10万円アップの450万円となっている。

なお、アップデートされたATTO 3の発売に合わせて2024年3月15日(金)より、HIPHOPアーティストのKREVAの楽曲を使った新しいTVCMを全国で放映中。また、Web動画広告は3月1日からスタートしている。「Expert」という楽曲に合わせ、新色「コスモスブラック」のATTO 3が駆ける疾走感のあるCMになっている。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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