2024.04.21

CARS

ずっとロードスターが欲しかった! 中学時代からの友達と九州までロードスターで旅した思い出が忘れられず、理想の1台を探し続けた!!

ユーノス・ロードスターとオーナーの坂詰さん!

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エンジン編集部唯一の20代ムラヤマが担当する連載『若者だってクルマ好き!』。今回は、初めて乗った友人のユーノス・ロードスターの虜になり中古車を探し続けること2年、文句なしの1台とめぐり会った坂詰宙世さんを取材した。

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NA型ロードスターが欲しい!

神奈川県に住む23歳の大学3年生、坂詰宙世(そらつぐ)さんの愛車は、1991年型ユーノス・ロードスター(NA型)だ。

「去年の6月末に納車されました。ずっとロードスターが欲しかったんです!」



そのきっかけは3年前の9月に遡る。

「中学時代から仲良くしている友達と、彼のNA型ロードスターで九州まで自走で旅行に行ったんです。僕にとっては、それが教習所以来、初めてのMT車。これが楽しくて仕方なくて。それから何回もそのロードスターを借りて、数千キロは走りました(笑)。でもやっぱり、自分のが欲しい」

そこには坂詰さんなりのこだわりがあった。

「丸っこいデザイン、そして丸目のヘッドライトのクルマが好きなんです。だから、ロードスターを買うならNA型、それも、ボディが真っ黄色の限定車“Jリミテッド”と決めていました。でもJリミは個体が少ないし、何より僕が探し始めたときには、状態が良いのは高くて……」

「前のオーナーと繋がることができて、今では毎日のように連絡を取り合っているんですよ。今まで大事にされてきたことに本当に感謝しています」(坂詰さん)

そこで、坂詰さんは知人の紹介でアバルト595コンペティツィオーネを一昨年の5月に購入した。

「僕のクルマ好きの原点は父が乗っていたアルファ・ロメオ155Q4だから、イタリアの血も流れているんですよ(笑)。595は珍しい赤とグレーの2トーンで、普段使いからサーキット、冬にはスキーにも行きました」

お父様はほかにも、トヨタMR2(AW11型)、カローラ・レビン(AE86型)などを愛するフリークだったそう。坂詰さんは純粋培養のクルマ好きなのである。

595に乗っている間もロードスター探しを欠かさなかった坂詰さんに、急に話が舞い込んできたのは去年の3月のこと。

「中古車販売をしている大学の先輩と焼肉に行ったとき、『NAロードスターを買取りしたけど、これ、買わん?』と言われて。見せてもらうと状態がものすごく良くて、Jリミではなかったけれど、タン革×グリーン外装のVスペシャル。この組み合わせも大好きな仕様で、今は見た目で一番気に入ってる部分です(笑)。状態を考えれば、相場よりずっと安くしてもらえたので即決しました」


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