2024.05.06

CARS

ホンダ・ヴェゼルがマイナーチェンジ WR-Vとの差をラインナップで明確化

2021年にデビューした現行型で2代目となるホンダのBセグメントSUV、「ヴェゼル」がマイナーチェンジを受けた。

水平基調を強調

エクステリアは、フロント・グリルとフロント・バンパーを変更。キリッとしたフロントマスクに刷新された。また、リア・コンビランプがオールLED化されるとともに、水平基調となる2段のグラフィックになり、フロントからサイド、リアまわりまで360度にわたりキャラクターラインが配され、水平基調が強調されている。



左右対称デザインに

インテリアは前席のセンターコンソールが左右対称デザインに変更され、運転席、助手席両方からの操作性が向上。さらに、前席2段センターコンソールは上段も下段も両席からアクセスしやすい形状になった。



2つのパッケージ装着モデルを新設

グレード展開も見直されている。ガソリン・モデルの「G」(4WDのみ)、ハイブリッドの「e:HEV X」と「e:HEV Z」に加えて、「e:HEV Xハント(HuNT)パッケージ」と「e:HEV Zプレイズ(PLaY)パッケージ」の2つ新グレードが設定されている。

「e:HEV Xハント・パッケージ」は、ルーフレール、専用アルミホイール、「カッパー・メタリック」塗装のフォグライト・ガーニッシュなどを装備。「カーキ&ネイビー」の専用カラーを持つプライムスムース×ファブリックのコンビ・シート、ファブリックの素材には撥水や撥油機能のある「FABTECT」(ファブテクト)が備わることで利便性の向上が盛り込まれている。



人気のプレイズが進化

「e:HEV Z プレイズ・パッケージ」は従来型で人気を博した「e:HEV PLaY」の後継グレードで、都会的で洗練されたコーディネイトが特徴となっている。従来の「e:HEV PLaY」同様に、2トーンのボディ・カラーを採用。フロント・グリルに配されるトリコロールのアクセント色が変更され、ドア・ロアーガーニッシュに新色のブルーを採用するなど、より個性的で遊び心が表現されている。インテリアは従来のe:HEVプレイズで好評だという「グレージュ」の色味を継承しながら、ピンストライプとステッチにライトブルーが配色され、都会的で爽やかなテイストが与えられた。

ボディ・カラーは、新色の「シーベッドブルー・パール」をはじめ、ヴェゼル初採用となる「スレートグレー・パール」と「ボタニカルグリーン・パール」の2色を含む全7色を用意。2トーン・カラーは、プレイズ・パッケージ専用として設定される。



快適性もアップ

走りでは快適性の向上がトピック。ハイブリッド・モデルはダッシュボードやルーフ、フロアの各遮音材と防音材の厚み、配置が最適化され、エンジン始動音やロードノイズを低減。静粛性が向上し、さらに上質感が高まったという。ハイブリッドの前輪駆動(FF)車は、ダンパー減衰力がより緻密に見直され、フラットライドな乗り心地が追求されている。

また、ハイブリッド・システムの制御も見直されている。エネルギーマネージメント制御が変更され、エンジン始動回数、停止頻度を大幅に低減させるとともに、アクセルレスポンスのさらなる向上が図られている。

先進安全装備の「ホンダ・センシング」もアップデート。従来の「衝突軽減ブレーキ」(CMBS)、「路外逸脱抑制機能」、「渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール」(ACC)、「車線維持支援システム」(LKAS)の機能向上に加えて、渋滞運転支援機能の「トラフィックジャムアシスト」、急アクセル抑制機能、「アダプティブドライビングビーム」の機能が追加されている。

価格は、1.5リッター・ガソリン車のGが4WDのみで264万8800円。1.5リッター・ハイブリッドは、e:HEV XのFFが288万8600円、4WDが310万8600円。e:HEV Xハント・パッケージはFFが299万8600円、4WDは321万8600円。e:HEV ZはFFが319万8800円、4WDが341万8800円。e:HEV Zプレイズ・パッケージはFFが355万6300円、4WDが377万6300円となっている。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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