2024.06.30

CARS

大人のための4シーター・オープン メルセデス・ベンツCLEにカブリオレ追加

2023年に本国デビューし、2024年から日本への導入も開始されたメルセデス・ベンツの新しい2ドア・クーペ、「CLE」にオープン仕様の「カブリオレ」が追加された。

Eクラス・クーペとCクラス・クーペを統合

CLEはこれまで「E」クラスと「C」クラスにそれぞれ設定されていた2ドア・クーペ&カブリオレを統合したEセグメント・モデルだ。



開閉時間は20秒以内

CLEカブリオレはCLEクーペをベースに、ルーフ部分を開閉式幌屋根(ソフトトップ)に変更することで、オープン・モデルに変更。ソフトトップは走行中でも60km/h以下なら20秒以内で開閉操作が可能。短めの信号待ちでなければ十分に実用になる。

クーペ譲りのスポーティかつエレガントな内外装だけでなく、高い快適性を備えている。頭上から風の巻き込みを低減するフロント・ウインドウ上縁のウインドウ・ディフレクターと後席後方からの風が吹き込むことを防ぐドラフトストップを組み合わせることでキャビンへの風の侵入を抑制するエアキャップや、シートバック上部から温風を出すことで首元を温めるエアスカーフにより、冬場でも快適なオープンエアドライブを楽しめる。



最新のインフォテインメントを搭載

インテリアは、最新のメルセデス・ベンツと同様の仕立てで、12.3インチと 11.9インチの2つの高解像度ディスプレイを配置することで、先進性の高さを主張している。さらに、インフォテインメント装置として学習能力や使い勝手を高めた第3世代の「MBUX」の搭載もトピックス。ドライバーの操作負担を軽減するルーティン機能や予測提案を行うゼロレイヤーなどによりユーザー・インターフェイスを洗練させている。

CLE専用開発のフロント・シートは、スポーティなデザインが目を惹く一体型スポーツシートを採用。シート素材は、人工皮革のレザーARTICOが標準で備わり、オプションの本革内装は4色を設定した。本革内装を選択すると、「マルチコントロール・シートバック・パッケージ」(運転席・助手席)やシートベンチレーター&シートヒーターが前席両側に備わり、シーズンを問わず高い快適性が提供される。さらに、本革シートには、夏場に熱くなりすぎないように太陽の赤外線を反射する特殊コーティングが施された。



後席用ヘッド・エアバッグを初搭載

また、オプションの「Burmester 3D サラウンドサウンドシステム」は、フロント・シートのヘッドレストに2つのスピーカーが配置され、合計17個のスピーカーによる迫力ある高音質サウンドを享受できる。

そのほか、安全装備では、メルセデス・ベンツのカブリオレで初めて後席乗員用に2つの独立したヘッド・エアバッグが用意された。衝突の影響を軽減する「PRE-SAFE」機能とともに乗員を保護する。

荷室容量は385リッターで、ソフトトップを収納した状態で295リッターとなる。リアシートの背もたれは60:40の分割可倒式で、前に倒すことで長尺物の積載が可能となる。また、両手がふさがっているときでも、リアバンパー下部に足を近づけるだけでトランクを開けることができるフット・トランク・オープナーを標準装備している。



2リッターの「E200」のみ

パワートレインは、48V電源のモーターを用いた第2世代のISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を備えたマイルド・ハイブリッドの2.0リッター直列4気筒直噴ターボで、最高出力204㎰(150kW)、最大トルク320Nmを発生。トランスミッションは9段ATで、後輪を駆動する。

脚まわりにはスポーツサスペンションを標準装備。オプションの連続可変ダンパーを持つダイナミック・ボディ・コントロール・サスペンションを選択すれば、快適性を損うことなくよりスポーティな走りが楽しめるという。

グレードは、「CLE200カブリオレ・スポーツ(ISG搭載モデル)」のみで、価格は936万円となっている。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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