2024.07.20

CARS

日産オーラ・ニスモに待望の4WD登場 高出力モーターや専用セッティングで走行性能も向上

日産は「ノート」、「ノート・オーラ」に続き、ノート・オーラをベースとしたスポーツ・モデル、「ノート・オーラ・ニスモ」(NISMO)のマイナーチェンジを行い、2024年7月18日から販売を開始した。

レースのノウハウを活かす

小さな高級車を標榜するノート・オーラをベースとしたオーラ・ニスモのコンセプトは、「駿足の電動シティレーサー」。ニスモのロードカーが目指す、より速く、気持ち良く、安心して走れるクルマという思想に基づき、レースで培ったノウハウを投入している。



リア・モーターの出力を向上

今回のマイナーチェンジでは、オーラ・ニスモとしては初設定となる4WDモデルを追加。標準のオーラに対してリア・モーターの出力を向上させるとともに、前後の駆動配分にも専用のチューニングを採用することで、旋回性能を向上。さらに、雨天や雪道などの滑りやすい路面でも高いライントレース性を実現するとともに、ステアリング操作に対する応答の正確性を向上させている。

さらに、4WD専用デザインのアルミホイールを装着。ホイールハウスの内圧を低減する設計により、走行中にダウンフォースを発生させるなど、走りと空力性能の両方に貢献する機能的なデザインとなっている。



空力と冷却性能を高める

エクステリアは前輪駆動モデルを含め刷新。4WDの設定にともない、電動4WDの先進性や高い空力性能を直感的に感じられる外観に変更された。ニスモ専用のフロント・グリルは、冷却性能と空気抵抗の低減を両立するフラッシュ・タイプになり、ボディとの一体感を向上。グリル表面は光の移ろいによって美しくきらめいて見える硬質でモダンなクリスタル・カットデザインを採用。また、リア・バンパーも新デザインで、両端部に配されたエア・スプリッターは、ボディ・サイドからの風を理想的にボディから剥離させ、エッジが重なって見えるレイヤード・ディフィーザーは、床下からの風をきれいに流す形状とすることで空気抵抗の低減に寄与している。

ボディ・カラーは、ニスモ・ロードカー共通のコミュニケーション・カラーである「NISMOステルスグレー」をオーラに初採用。2トーン・カラーを含め、全7色展開となっている。



パワーシートを標準化

インテリアの機能性向上。運転席の標準シートにパワーシートを標準装備。高いホールド性と体圧分散に優れたメーカー・オプションの「ニスモ専用チューニング・レカロ・スポーツシート」に、パワー・リクライニング機能が搭載され、操作性の向上が盛り込まれた。

さらに、オーラで好評の「BOSE パーソナルプラス・サウンド・システム」が新たにオプションとして選べるようになり、高音質サウンドを享受できるようになっている。

価格は、2WDが307万2300円、4WDが347万3800円となっている。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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