2024.10.18

CARS

冒険心があるなら誰でも一度は乗ってみたい憧れのクルマ 総合15位はこのSUV! 自動車評論家44人が選んだ「2024年 身銭買いしたいクルマのランキング!」

現在まで70年以上にわたって世界170か国に導入され、累計台数は1151万台を超える。

全ての画像を見る
雑誌『エンジン』の大人気名物企画、「エンジン・ホット100ニューカー・ランキングス」。「いい・悪い」ではなく、「身銭を切ってでも欲しいかどうか」、「そのクルマにどれだけ大きな愛情を注げるか」に加えて、今年はオリンピックイヤーにちなんで「時代のトップランナー」も選考テーマとした。44名のホット100選考委員のジャーナリストと編集部員、そして今年もEPC(エンジン・プレミアム・クラブ)会員が加わって、2024年の今だからこそ買いたいと考える20台にポイントをつけて投票し、新車で買える注目の100台を選んだ。まずは2024年版のホット100に選ばれた上位20台をカウントダウン形式で発表する。15位にランクインしたのは世界が認めた日本車のこのクルマだ!

第15位! トヨタ・ランドクルーザー250 140pt

日本では実力を発揮させることなどほぼ無理であることを承知の上で、男の子なら、いや冒険心があるなら誰でも一度は乗ってみたい憧れの車がランドクルーザーである。1951年のトヨタBJ型ジープを起源とし、現在まで70年以上にわたって世界170か国に導入され、累計台数は1151万台を超えるというトヨタの看板商品だ。途中で旗艦ステーションワゴン(現在の300)とヘビー・デューティーな70シリーズに枝分かれし、さらに1985年に別建てとなった70系ワゴンが90年に名称変更されたのがライト・デューティーと位置づけられるプラド系。



新型「250」はこのプラドの後継に当たるが、以前を知る人ほどその進化に驚くはず。「令和のランクル250は伝統的な魅力と近代的技術をまとい、オンでもオフでも快適に走れる。新採用の8ATはらくちんだし、ディーゼルエンジンもごきげんだ」との清水和夫委員の論評通りである。もちろん真髄たる悪路走破性も抜群だ。佐野委員が「日本が世界に誇るランクルの最新作。自慢の悪路性能は300とほぼ同等なのに、4気筒エンジン+電動パワステで乗り味は明らかに軽快」というように、2.8リッター4気筒ディーゼルターボ(204ps/500Nm)は低速での扱いやすさが印象的で、電動パワステは恐れるような大岩を乗り越えた際もキックバックがなくむしろ戸惑ったほど。すぐに手に入らないとしても焦る必要はない。ランクルは不易流行を地で行く車なのである。

トヨタ・ランドクルーザー250
全長×全幅×全高=4925×1980×1925mm。ホイールベース=2850mm。車両重量=2320kg(GX)。
2.8リッター直4ディーゼル・ターボは最高出力204ps/3000~3400rpm、最大トルク500Nm/1600~2800rpmを発生。ガソリン・モデルもある。車両価格=520万円~

文=高平高輝

トヨタ・ランドクルーザー250には10人が投票した!
140pt/金子19pt+高平19pt+清水(和)18pt+塩見16pt+佐野14pt+島下14pt+国沢12pt+吉田10pt+小沢10pt+九島8pt

プロサングエに投票した上位5名のジャーナリストの「マイホット20」はこちらでチェック!

◆コンパクトな後輪駆動クーペのスポーツカーならこれ! モータージャーナリスト、高平高輝の「いま身銭を切ってでも欲しいクルマ20台」のランキング 1位はドイツのあのクルマ
◆3位BYD、2位ランクル、そして1位は? モータージャーナリスト、金子浩久の「いま身銭を切ってでも欲しいクルマ20台」のランキング 第1位はイギリスのあの名車の新型
◆理想はスポーツカーとSUVの2台持ち! モータージャーナリスト、清水和夫が選んだ「いま身銭を切ってでも欲しいクルマ20台」のランキング 1位はドイツのあのクルマ
◆このスポーツカーが楽しむためのクルマの結論! モータージャーナリスト、塩見智の「いま身銭を切ってでも欲しいクルマ20台」のランキング その1位は?
◆このスポーツカー、乗っているだけで大冒険! モータージャーナリスト、佐野弘宗が選んだ「いま身銭を切ってでも欲しいクルマ20台」のランキング 3位は世界最軽量のあのクルマ

(ENGINE2024年9・10月号)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement