2024.09.09

CARS

生誕30周年 SUV風ワゴンのパイオニア、レガシィ・アウトバックが一部改良と特別仕様車を導入

2024年9月6日に「スバル・レガシィ・アウトバック」が一部改良を実施。さらに、特別仕様車「Black Selection」(ブラック・セレクション)を設定した。

多くの追従車を生み出す

日本市場におけるスバルのフラッグシップ・モデルである「レガシィ・アウトバック」は、ステーションワゴンとSUVの要素を融合させたクロスオーバー・モデルだ。ステーションワゴン派生型クロスオーバーのパイオニアとして、1994年に北米市場へ導入。また1995年には「レガシィ・グランドワゴン」の名前で日本でも発売された。アウトバックは、ニッチではあるものの同マーケットを開拓し、ボルボやアウディ、フォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツなど欧州の追従車を生み出すことになった。



特別仕様車をカタログ・モデルに

今回の一部改良では、以前に特別仕様車として導入した「Limited EX“Active×Black”」を「Active×Black EX」とグレード名を変更して、カタログ・モデルとして再導入した。

また、ボディ・カラーが見直され、「クリスタルホワイト・パール」(3万3000円高)、「アイスシルバーメタリック」、「クリスタルブラック・シリカ」、「クリムゾンレッド・パール」(3万3000円高)など9色展開となった。



精悍なブラック基調

特別仕様車のブラック。セレクションは、上級グレードの「Limited EX」がベースになっている。エクステリアは、ブラックを基調としたフロント・グリルや18インチ・アルミホイールをはじめ、ブラック塗装が施されたルーフレール、フロント・バンパーガード、ドア・ミラー、ラスターブラック塗装のリア・オーナメントなどが備わり、上質で引き締まったムードを漂わせている。

インテリアにはブラック・ナッパレザーのシートを標準装備。機能面では運転席と助手席にシート・ベンチレーション、運転席にクッション長調整機構が追加されている。

価格は、エントリー・グレードの「X-BREAK EX」が425万7000円、「Limited EX」が440万円、特別仕様車のブラック・セレクションが449万9000円、新グレードのActive×Black EXが451万円となっている。

なお、2024年9月6日~30日に東京都渋谷区の「SUBARU STAR SQUARE」において、レガシィ・アウトバック30周年記念企画展「レガシィ・アウトバックと私」が開催されている。期間中、現行モデルをはじめ、歴代アウトバック6台が展示されている。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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