2024.07.11

CARS

ワゴン一本勝負 新型フォルクスワーゲン・パサートが日本初公開 ひとクラス上のボディ・サイズでゆったり室内

フォルクスワーゲン・ジャパンは、マイナーチェンジ版の新型「T-クロス」と新型「ゴルフ」、新型「ティグアン」とともに、「Volkswagen NEW ERA」と題したプレス向けイベントで新型パサートも日本初披露した。

新型で9代目

9代目となる新型パサートは、欧州の市場ニーズに応じて、ステーションワゴンのヴァリアントのみになる。



荷室容量はワゴン最大級

ボディ・サイズは全長×全幅×全高=4915×1850×1500mm。先代よりも拡張され、ひとクラス上のEセグメントに相当する4.9m級の全長と、50mm延長されたホイールベースのおかげで後席の居住性が大きく向上。また、最大1920リッターの荷室容量は、日本に導入されているステーションワゴンとして最大級の容量を誇っている。

新型ティグアンと同様に、プラットフォームは、「MQB」の進化版である「MQBエヴォ」に進化していて、従来の可変ダンパーを用いたアダプティブ・シャシー・コントロールの「DCC」が「DCC Pro」に大幅な進化を遂げた。



2バルブ式ダンパーを採用

「DCC Pro」に採用されている2バルブ独立制御式ダンパーは、伸び側と縮み側が独立したオイル回路になっていて、別々に減衰力をコントロールできるのが特徴だ。従来の機構では、不可能だった複雑な制御を実現し、ダイナミックな走りと快適な乗り心地を高いレベルで両立するという。

「DCC Pro」と電子制御ディファレンシャル・ロックの「XDS」を協調制御する「ヴィークル・ダイナミック・マネージャー」を新型ティグアンともにフォルクスワーゲンとして初採用。走りに応じて4輪独立で可変制御することで、フォルクスワーゲンならではの正確なステアリング・レスポンスがさらに向上する。



2種類のハイブリッドとディーゼルを設定

パワートレインは、前輪駆動の1.5リッターeTSIマイルド・ハイブリッド、2.0リッターTDIディーゼルに、フルタイム4WDの「4モーション」の組み合わせ、そして、従来よりもEV走行レンジを延伸させたプラグイン・ハイブリッドの「eハイブリッド」の3タイプが設定される。

48Vマイルド・ハイブリッドが装着されてあ1.5リッターの直列4気筒ガソリン・ターボは、燃焼プロセスに高効率なミラーサイクルを採用。高度な技術であるガソリン用可変ジオメトリターボを組み合わせるなど、省燃費とレスポンスを両立させた最新ユニットだ。制御が最適化され、気筒休止とコースティング(滑走)時のアイドルストップ時間が拡大された気筒休止装置「ACT」も備わる。

2.0リッター直列4気筒ディーゼル・ターボは、2,200barのコモンレール式で、排出ガス浄化装置に2連式の尿素SCR(選択式還元触媒)が採用されている。高い窒素酸化物(NOx)除去能力と優れたレスポンスを実現するという最新世代になっている。

「eハイブリッド」は、eTSI用と同形式の1.5リッター直4ターボをベースに、やや低い圧縮比など細かなチューニングが施されている。システム総合出力は、204㎰(150kW)/350Nm(欧州公表値)。電池容量19.7kWhのリチウムイオン・バッテリーにより、120km超のEVレンジ(WLTC欧州計測値)を達成。日常近いであれば大半をEVとしてまかなえるはずで、遠出は電欠の心配が不要なハイブリッド車として、趣味から仕事も相棒としてなど、多様なカーライフを支えるパワートレインになっている。



最新の運転支援装置を搭載

運転支援装置では、進化した駐車支援システムの「パーク・アシスト・プラス」の採用もトピック。ステアリング操作だけでなく、スロットルとブレーキも自動化され、新たに搭載されたメモリー機能により、駐車スペースの50m手前からの操作を記憶することができ、最大5件までメモリー登録が可能になっている。

グレードは、アクティブ・クルーズコントロールの「Travel Assist」やレーンキープ・アシストの「Lane Assist」、 レーンチェンジ・アシストの「Side Assist Plus」などの最新の運転支援システムがすべて標準化されたエントリー・グレードの「エレガンス・ベーシック」、15インチの大型タッチディスプレイを備えた純正インフォテイメント・システムの「Discover Pro」やヘッドアップ・ディスプレイが標準装備されるラグジュアリー・グレードの「エレガンス」、そして専用の内外装やシート、19インチ・アルミホイールを装着するスポーティな「R-ライン」の3グレード構成。パワートレインの設定を含めると計7タイプ展開になる。

価格は現時点では明らかにされていないが、2024年9月に予約注文受付が開始され、デリバリー開始は、11月の予定になっている。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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