2024.09.25

CARS

光る「VW」エンブレムがソソる 8.5世代に進化した新型フォルクスワーゲン・ゴルフが受注開始

2024年9月13日、8代目となる現行フォルクスワーゲン・ゴルフのマイナーチェンジの日本での受注が開始された。いわゆる8.5世代目と呼ばれるモデルで、7月3日に行われたプレス向け発表会での予告どおりであれば、2025年1月からのデリバリー開始となる見込みだ。

内外装をリフレッシュ

ともに新型となったハッチバックのゴルフとステーションワゴンのゴルフ・ヴァリアントは、内外装のリフレッシュ。エクステリアでは、日本初採用となるイルミネーション付き「VW」エンブレムをフロントに装着。精悍で先進的な顔立ちを強調している。前後バンパーのデザインも刷新されている。



センター・ディスプレイを拡大

外観よりも内装の変わりっぷりが印象的で、インパネ中央の大型タッチディスプレイを12.9インチに拡大。インフォテインメント・システムも最新の「MIB4」へとアップデートされ、演算処理の向上による地図スクロールなどのレスポンスが大幅に向上した。



1.0リッターを廃止

パワートレインは、1.0リッター3気筒ガソリン・ターボがなくなり、GTI以外のガソリン・モデルはすべて48Vマイルド・ハイブリッド付きの1.5リッター直4ターボになった。ただし、グレードにより出力とトルクが異なり、これまで1.0リッターを搭載していた「アクティブ」グレードは116ps/220Nm仕様、1.5ロッタ―を継続する「スタイル」と「Rライン」は150ps/250Nm仕様となる。

上記の3グレードには、デュアル・アドブルー噴射機構のツイン・ドージング・システムを備える2.0リッター直4ディーゼル・ターボのTDIも用意される。また、スポーツ・モデルのGTIには、最高出力265psの2.0リッター直4ガソリン・ターボが搭載される。



グレード展開はこれまで通り

グレード展開は、同一車線内全車速運転支援システムの「トラベルアシスト」やレーンキープアシスト、レーンチェンジアシストなどの先進安全装備が標準化されたエントリー・グレードの「アクティブ・ベーシック」から、専用エクステリアやシート、18インチ・アルミホイールによるスポーティな仕立ての「Rライン」まで、ハッチバックとヴァリアントともに各8グレードという、これまで同様、幅広いグレード展開を持つ。

さらにハッチバックには、伝統のスポーツグレードであるGTIも用意。ただし、現地点では、欧州で発表済みとなっている8.5世代のゴルフRについてはアナウンスされていない。

価格は、ゴルフが349万9000円〜549万8000円、ゴルフ・ヴァリアントが363万9000円〜485万6000円となっている。今のところ価格は暫定だが、変更されてもこの価格を上回る設定にはならないという。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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