アストン・マーティンDB12クーペとヴォランテに試乗
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                    もともと年初には試乗が可能という予定が、伸びに伸びていたDB12。首を長くして待っていると、なんとクーペだけでなく、遅れて投入されたオープンのヴォランテと、2台一緒のテスト・ドライブをすることが叶った。エンジン編集部のウエダがリポートする。
V8ツインターボは680馬力
初対面となる薄暗い駐車場で、こちらに向かって並ぶ2台はとにかくアグレッシブだった。新しい灯火類と巨大になった凸型グリル、下部インテーク・ダクトの造形は、限定車のONE-77みたいにも見える。

でも車体側面やリアの仕立ては、先代のDB11と大きく変わらない。それにグリル内の桟が横方向のみとシンプルなおかげか、おちょぼ口気味のDB11ほどではないが、アストン・マーティンらしくアンダーステートメント性を備えたエレガントさは、保たれているように感じる。
この顔つきを除けば、インストゥルメント・パネルの刷新と最新世代技術の投入がDB12のトピックだ。
ふわりと少し斜めに跳ね上がるドアを開けて座ってみれば、近代アストンが採用してきた、柔らかな曲線の太いコンソールが車内中央を貫く室内は、直線基調のモダンなものへ生まれ変わっていた。けれどステアリング・ホイールは変わらず太めで真円に近く、フットレストもしっかりあって、ドライビング・ポジションがぴたりと出るのはDB11と同じだ。2座のスポーツカーたる弟分のヴァンテージや、フラッグシップのヴァンキッシュと異なり、小さいとはいえ後席があって、4座となるのもこれまで通りである。

パワートレインの配置もDB11のV8搭載車と共通。前輪車軸より後方にAMG製M177型4リッターV8ツイン・ターボを置き、後輪軸上にZF製8段ATを配置するトランスアクスルFRレイアウトも踏襲する。ただしV8ユニットそのものはカムシャフト、圧縮比、ターボチャージャーなどを変更。最高出力は680PSとDB11V8比で+170psと大幅に引き上げられた。
                                            
                    
                        
                    
                                                                
                    
                 
             
            
            
            
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