2024.10.14

CARS

日産セレナe-POWERに待望の4WD追加 エクストレイル、アリアと同じe-4ORCEを搭載

2024年10月3日、日産セレナのe-POWER(イー・パワー)搭載車に、電動駆動4輪制御技術の「e-4ORCE」(イー・フォース)を備えた4WDモデルが追加された。これにより、e-POWERと2.0リッター直4ガソリンの両パワートレインで4輪駆動が選べるようになった。

後輪駆動用モーターを追加

e-4ORCEは、エクストレイルやアリアにすでに搭載されている技術で、前後モーターと左右のブレーキを統合制御。曲がりくねった山道や雪上などの滑りやすい路面でもドライバーによる操舵や加減速を実現するため駆動力を算出することで、意のままのハンドリングが得られるのが特徴だ。セレナe-POWERの4WDも前輪駆動モデルをベースにリア・アクスルに後輪駆動用のモーターを搭載することで、e-4ORCEの魅力が享受できる。



すべてのセレナで選べる

さらに、標準モデルと同時に、日産モータースポーツ&カスタマイズ社が手掛ける「オーテック」、「ステップタイプ」、福祉車両「セカンドスライドアップシート」、車中泊仕様の「マルチベッド」のe-POWERにも4WDグレードが追加された。

e-POWERの4WDモデルの価格は、標準仕様が361万4600円~408万8700円、オーテックが448万6900円、ステップタイプ」が412万6100円~439万6700円、セカンドスライドアップシートが407万9000円~432万5000円、マルチベッドが448万5800円~503万5800円となっている。発売は、同年11月中旬の予定。



走りに磨きを掛けた新グレード登場

また、今回の4WD追加と同時に、e-POWERの2WDモデルにスポーティ・グレードの「オーテック・スポーツ・スペック」を新たに設定。

オーテック・スポーツ・スペックは、かつてセレナにラインアップされていた「ライダー・パフォーマンス・スペック」の世界感を受け継ぐモデル。現行セレナ唯一となる17インチ・タイヤをはじめ、ボディやサスペンションおよび、パワーステアリング特性に専用のチューニングが施され、スポーティな走りを提供する。



パワートレインも専用制御

さらに、遮音性能の向上なども盛り込まれ、優れた操縦安定性と後席乗員も含めた上質な乗り味を両立。また、パワートレインに専用の制御を採用することで、e-POWER車ならではのパワフルで気持ちのいい加速フィールにも磨きが掛けられている。

価格は438万6800円で、発売時期は12月上旬の予定になっている。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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