2024.12.15

LIFESTYLE

家の中心は、天井高が4mを超えるダイニング・キッチン 下町、墨田区の住宅街でも明るくプライベートが確保できた建築家のアイディアとは?

リビングがモダンで明るい理由は天井の高さにあった。

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雑誌『エンジン』の大人気連載企画「マイカー&マイハウス クルマと暮らす理想の住まいを求めて」。今回は、東京・墨田区の住宅街に溶け込むような、外壁が赤褐色の3階建ての家。そこには幼い子供2人と愛犬と共に、下町ならではの生活を満喫する夫婦の姿があった。デザイン・プロデューサーのジョースズキ氏がリポートする。

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家の中心は、天井高が4mを超えるダイニング・キッチン

東京スカイツリーにほど近い下町、墨田区の住宅街に、コンサルタント業を営むHさん(37歳)一家のモダンな家は建っている。家の中心は、天井高が4mを超えるダイニング・キッチン。ハイサイドライト(天窓)から入る光で室内は明るく、隣家が迫る立地とは思えない余裕のある空間だ。完成して1年になるこの家で、Hさん夫妻はもうすぐ4歳になる長男と、今夏に生まれた次男、そして愛犬チャーリーと暮らしている。



それまでHさん夫妻が住んでいたのは、都心の真ん中の高層マンション。愛犬と小さな子供と暮らすには規則が厳しいうえ、マンションを出てから駐車場まで7分もある。今後子供が増えた時のことも考え、不便なマンションを手放して家を建てることにした。

東京の足立区で育ったHさん。普段から近隣住民との触れ合いがある町での暮らしを望み、下町を中心に土地を探し始める。そうして見つけたのが今の場所だ。秋になると毎月のようにお祭りがある、昭和を感じさせるエリアで、同じ通りには昔ながらの、間口2間の家が何軒か並んで建っている。敷地はそうした家2つ分の、80平方メートル弱の土地。元の地主も、購入を希望していた業者ではなく、顔が見えるHさんを選んだ。



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