いつもよりオシャレをして、大切な人と素敵な場所に出かける──。そんなときに選びたいのが、ハレの日に相応しいとっておきの腕時計だ。シックで品のいい3針や貴石をちりばめた煌びやかなモデル、さらにはスポーティなクロノグラフから遊び心あふれる個性派まで、身に着けるだけで“ドレッシーな気分”が高まる、15ブランドのタイムピースをセレクト。
モーリス・ラクロアからは、スタイリッシュ・デザインの人気作に耐傷性と審美性を備えるテクニカルセラミックの最新版が登場。
ENGINE時計委員の2025年のイチオシはこれ!
モーリス・ラクロア
アイコン オートマティック セラミック
都会的でスタイリッシュなデザインの「アイコン」は、素材のバリエーションも豊富。ベーシックなステンレススティールに始まり、海洋プラスティック&グラスファイバーの複合材、軽量で強靭なチタンなどに続いて登場したのがブランド初のセラミック。高度な技術で加工されたサンドブラスト仕上げのブラックセラミックを複雑な形状のケースとインターチェンジャブルシステムが備わる5連ブレスレットに採用。クル・ド・パリ装飾を施したマットブラックのダイアルを組み合わせて「アイコン」に上質なラグジュアリー感を加えた。自動巻き。ケース直径42mm、20気圧防水。52万5800円。
格式と気品がある
柴田 充
最上級のドレッシーといえばタキシード、ドレスコードでいうブラックジャケットだろう。ブラックという色はそれだけ格式と気品があり、ダンディズムを漂わせる。その一方で、ブラックレザーに象徴されるパンクな反骨心や先鋭的なモードファッションなど多彩なメッセージ性を秘めるのだ。時計では1970年代にブラックケースは登場したが、浸透はしなかった。理由のひとつは、経年でコーティング塗装が剥げるなど美観が維持できなかったこともある。いまでは技術革新によりこれも解決され、アイコンもセラミックを採用し、ブラックを纏う。白い針やインデックスのコントラストはメーターを思わせ、本来スポーティなブレスレットもドレッシーに感じるのだ。
どこにでも着けていける
細田雄人
ケースも文字盤もブレスレットも黒一色な腕時計が1本は欲しいと思う。精悍で存在感もあるけれど、悪目立ちしないからだ。半袖と合わせても腕が寂しくなく、ジャケットスタイルなら引き締まって見える。どんな服装と合わせても様になるため、どこにでも着けていける、それがオールブラックの時計だ。特に「アイコン」の新しいブラックセラミックモデルならば素材のおかげで軽量だし、傷も付きづらいから汎用性がより高い。その特性を活かして、軽装な出立でスポーツイベントに着けて行きたいところだ。また、筆者には難しいが、細身のブラックスーツと合わせてスタイリッシュに決めればカッコいいだろうし、そのままスポーツカーでも運転すれば、さぞかし絵になるだろう。問い合わせ=DKSHマーケットエクスパンションサービスジャパン cg.csc1@dksh.com写真=宇田川 淳 スタイリング=小林尚史(ENGINE2025年1月号)
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