2025.01.02

CARS

絶大人気のアルファード&ヴェルファイアに輸入車で唯一対抗できるのが、これ! こんなに豪華で、しかもたくましい!!

取材車、プラチナスイートの価格は1355万円。

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変わらぬ特長

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プラチナスイートは室内もいわばファーストクラス仕様で、全席ナッパレザー・シートを備える上に、2列目には左右独立式で、ヒーター/ベンチレーション/リラクゼーション機能も盛り込まれたエクスクルーシブ・シートが標準装備される。



Vクラスは2/3列目シートを取り外せるが重労働だ。

縦置きされるエンジンは従来通りの2リッター 4気筒ディーゼル・ターボ(163ps/3800~4400rpmと380Nm/1600~2400rpm)だが、実は2年前にほかのメルセデスと同じ最新型のOM654型に換装されている。

実はそれまで日本仕様Vクラスはひと世代前のOM651型2.2リッター直4ディーゼル・ターボを搭載していた。OM654型は排気量こそ2リッターに若干縮小されたが、オフセットクランクの採用やピストン材質変更などによって、徹底的なフリクション低減を図り、燃費や静粛性を向上させた最新仕様である。その際に変速機も7段から9段ATの9Gトロニックにアップグレードされている。



ラゲージスペース容量は1030~4650リッターと広大。

ロング・ボディの豪華仕様ということで車両重量は2530kgもあるが、その巨大な箱を過不足なく走らせるパワートレインの逞しさ、扱いやすさはさすがである。ディーゼルノイズも以前の2.2リッターディーゼルよりは明らかに小さく、走行中はほとんど意識することがない。

また新型では標準ボディ車以外の全車にエアマチック・サスペンションが採用された。積載状態によって荷重変化が大きいミニバンには車高調整機能も有効だが、これまでのちょっと商用車然とした突き上げも減っている。もちろん俊敏とは言えないけれど、山道を走っても頼りなさをまったく感じさせない安定感と逞しさがやはりVクラスの変わらぬ特長である。

文=高平高輝 写真=望月浩彦



(ENGINE2025年2・3月号)

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