2025.01.19

CARS

材料費だけで3000万円、製作期間は30人2交代で3か月 超ハデなスワロフスキー仕様のSL

ホイールをはじめ、シート・カバー、ミラーにマット、電飾パーツとさまざまなドレスアップ・アイテムを持つD.A.Dブランド。その象徴ともいえるのが、東京オートサロンではお馴染みのスワロフスキー・ベンツSL600だ。

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デビューは2008年

スワロフスキー・ベンツSL600のデビューは2008年。ずいぶんの年月が過ぎているが、このクルマを見るたびにオートサロンらしさを感じるのである。とにかくハデで華やかなスタイリングは、ショー・モデルとしての貫禄を感じる。自動車メーカー主体の通常のモーターショーでもコンセプト・カーなどでハデなクルマを見かけることがあるが、そうしたモデルとは異なる“らしさ”を感じるのがこのスワロフスキー・ベンツSL600だ。



30万粒のスワロフスキー

じつにハデなエクステリアを持つスワロフスキー・ベンツSL600に使われたスワロフスキー・ストーンの数はじつに30万粒。このストーンをどうやって取り付けているかといえば、すべて手作業だというのだ。30人のスタッフが2交代で3カ月の期間を費やして1つ1つを手作業で付けていく。

ストーンの接着には両面テープや通常の接着剤ではなく、専用に開発した接着剤を使って取り付けるという。クルマは振動があるので、ガチガチに取り付けてしまうと振動でストーンが脱落するので、接着剤メーカーと共同で開発したとのこと。

ストーンと接着剤など装着に要したパーツ類などの材料費だけで掛かった費用は3000万円。これに人件費と車両代を加えたら、とんでもない価格になる。中東から1億円程度で譲ってほしいというオファーもあったが、同社の大切なイメージリーダーなのでそうしたオファーも断っているという。



文、写真=諸星陽一

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