2025.01.22

CARS

メルセデスAMG SLに初のPHEV登場 816ps/1420Nmで、15kmのEV走行も可能

メルセデス・ベンツが、最上級のオープン・スポーツ・モデルの「メルセデスAMG SL」にトップグレードでSL初のプラグイン・ハイブリッド(PHEV)となる「SL63S Eパフォーマンス」を追加し、日本での販売を開始した。

職人手組みのエンジン

パワートレインはM177型4.0リッターV8ツインターボ+1モーターの組み合わせ。612ps/850Nmを発生するエンジンは、ドイツ・アファルターバッハにあるAMG本社工場において1基ずつをひとりの職人が組み上げている。変速機はAMGでお馴染みの湿式多板クラッチ式の9段ATを搭載。駆動方式は4WDだが、通常は後輪駆動で、必要に応じ電子制御クラッチを介して前輪へ駆動力を配分する。



モーターはリアに搭載

モーターはリア・アクスル前に搭載。出力は204ps/320Nmで電動式2段変速機と組み合わされる。バッテリーはメルセデスAMG自社開発の液冷式を搭載。これらにより、システム総合出力は816ps/1420Nmに達し、0-100km/hを2.9秒で加速する。WLTCモードで15kmのEV走行も可能。回生ブレーキは4段階調整式で、状況によってはワンペダル運転もできる。

サスペンションは、4輪のアダプティブダンパーを相互に油圧接続することでロールをアクティブ制御。また、後輪操舵を標準装備とすることで、低速時の俊敏さや取り回し性、高速時の操縦安定性やステアリング・レスポンスを高めている。



多彩な内外装を用意

外観は、サイドとリアのエンブレムにEパフォーマンスのロゴを採用。ホイール・サイズは21インチで、オプションで鍛造ホイールも選べる。ソフトトップは標準色がブラックで、グレーとレッドがオプション設定される。

内装は、マヌファクトゥーアブラッククローム・トリムが標準で、カーボン・トリムがオプション。シートは標準設定が4色、オプションのダイヤモンド・ステッチ入りマヌファクトゥーア・ナッパレザーが2色。シートは通常のスポーツ・タイプのほか、サポート性の高いパフォーマンスシートも選択できる。

ディスプレイは、メーターパネルに12.3インチ、センターに11.9インチの縦型を装着。オーディオはブルメスター製で、標準仕様が11スピーカー+650Wのサラウンド・サウンド・システム、オプションでは17スピーカー・1220Wのハイエンド3Dサラウンド・サウンド・システムが選べる。

価格は3350万円。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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