2025.02.01

CARS

250万円超のアップで遂に2000万円オーバー 新型911にカレラS登場 ハイブリッド化はされなかったが出力は30psアップ

ポルシェは、2024年に発表した992.2型とも呼ばれている、992型ポルシェ911のマイナーチェンジ・モデルに「911カレラS」を追加し、その予約受注を開始した。

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ターボを刷新

エンジンは新型「ポルシェ911カレラGTS」に搭載されるハイブリッド・ユニットではなく、これまでのカレラS同様、3.0リッター水平対向6気筒ツインターボを搭載。しかし、ターボチャージャーを刷新し、吸気の冷却性能を向上させるなどにより、最大トルクは530Nmのままだが、最高出力を30psアップの480psまで高めた。0-100km/h加速は0.2秒短縮し、クーペで3.5秒、カブリオレで3.7秒となった。最高速度はクーペが改良前と同等、カブリオレが2km/h向上の308km/hとなっている。トランスミッションはデュアルクラッチ式8段自動MTのみを設定する。



カレラGTSと同じブレーキを採用

装備内容の拡充も図られる。ヘッドライトはマトリックスLEDを装着。ブレーキは911カレラGTSと同じ赤いキャリパーと、フロント408mm径、リア380mm径のディスクを採用している。フロント20インチ、リア21インチのカレラSホイールやシルバーのテールパイプを持つスポーツエグゾースト、素の「カレラ」では選択できない電子制御デフの「PTV+」は引き続き標準装備となる。

オプションでは、車高が10mm低くなるスポーツ・サスペンションと後輪操舵を組み合わせた「PASM」で油圧ダンパーの最適化を行い、精度とレスポンスを高めたという。そのほか、セラミック・コンポジット・ブレーキの「PCCB」やフロント・アクスルのリフト・システム、HDマトリックスLEDヘッドライト、スポーツクロノ・パッケージなども選択可能だ。



クーペの標準仕様は2座

ステアリング位置は左右とも用意。標準仕様のキャビンは、クーペが2シーター、カブリオレが後席付きだが、クーペでも無償で可倒式リア・シートを追加できる。内装は、ブラックのレザー・パッケージが標準装備。もちろん従来モデルと同じ様に、より広範囲にレザーを用いるオプションや、クレヨン色のコントラスト・ステッチの追加をはじめ、多彩なアレンジができる。

価格は、クーペのカレラSが2203万円、オープン・ボディのカレラSカブリオレが2457万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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