2025.02.05

CARS

たった4日間で約5万台 注文が押し寄せたスズキ・ジムニー・ノマドが一瞬で受注停止に陥る

スズキが1月30日に発表した、「ジムニー・ノマド」の受注を一時的に停止すると発表した。

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待望の5ドア・モデル

ジムニー・ノマドは、ジムニー・ファミリーに加わった待望の5ドア・モデル。専用ラダーフレームにジムニー譲りのエンジン縦置きのFRレイアウトや副変速機付きパートタイム式4WD、3リンク・リジッド・アクスルなどを組み合わせ、本格的な悪路走破性を備えたコンパクトなクロカン(クロスカントリー・モデル)だ。



予想はされていたが……

2023年にインドで初公開され、販売を開始。生産はインドで、日本仕様もインドから輸入される。導入決定前から待望論が高まっており、軽のジムニーや3ドアのジムニー・シエラと同等か、それ以上の人気を博すことが予測されていた。

そして、1月30日に発表されるや否や、受注台数は4日間でなんと約5万台に達した。月間販売目標は1200台に設定されているから、単純計算で納車待ちが最長3年半に及ぶ数だ。そこで、4月3日の発売を待つことなく、発表から4日で受注をストップするという異例の決断に至った。



展示イベントも中止

これに伴い、発売に先駆けての開催が予定されていた全国のショッピングモールでの先行展示会や、アウトドア・イベントなどでの展示も中止が決定。スズキでは「早期に受注を再開できるよう、全社を挙げて取り組んでまいります」との声明を出した。インドで生産されるため、国内生産車種とは事情が異なるかもしれないが、これまでの経験を活かし納期短縮を実現して欲しいところだ。

とはいえ、ジムニーやジムニー・シエラも、発売から6年半を経た現在でも、1年程度の納車待ちが発生しているという。むしろノマドへの注文切り替えでキャンセルが増えて、シエラの納期が短くなることに期待した方がいいかもしれない。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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