2025.02.20

CARS

PHEV化で200psアップ メルセデスAMG GTクーペ初のPHEV、GT63S Eパフォーマンス・クーペ登場

メルセデス・ベンツは、AMG専用の2ドア・スポーツ・モデルであるGTクーペに、「GT63S Eパフォーマンス・クーペ」を追加し、販売を開始した。GTクーペのトップ・モデルでシリーズ初となるプラグイン・ハイブリッド(PHEV)だ。

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モーターはリア・アクスルに搭載

PHEVのパワートレインは、V8ツインターボ+9段ATに2段変速機を備えたモーター1基をリアに組み合わせたもの。



後輪駆動モードを備えた4WD

フロントに搭載される4.0リッター・エンジンは612ps/850Nmを発生。9段ATと前後左右駆動力配分を前50:後50〜0:100の範囲で連続可変する4WDシステムを採用する。ただし、ドリフト・モードでは完全な後輪駆動に固定される。交流のリア・モーターは204ps/320Nmで、システム全体出力は816ps/1420Nmに達する。0-100km/h加速は2.8秒だ。

F1のテクノロジーを応用した自社開発のAMGハイパフォーマンスバッテリーは、冷却液により560個のセルを個別に直接冷却し、45度前後の最適な作動温度を保つ。これにより、回生の能力も向上。回生ブレーキは、AMGドライブコントロール・スイッチにより4段階の調整が可能だ。



専用セッティングのサスペンション

AMGアクティブ・ライドコントロール・サスペンションは、GTクーペ専用セッティングで、電動機械式の連続可変スタビライザーを装備。カーボンセラミック・ディスクブレーキや後輪操舵、アクティブエアロなども標準装着される。

外観では、21インチの鍛造ホイールに標準仕様とオプションの2種類のデザインを設定。フリックやリアのウイングとディフューザーをセットにしたAMGカーボン・パッケージも追加できる。また、ボディ・サイドに「Eパフォーマンス」、リアに赤い縁取りが入ったグレード名「GT63S」のエンブレムが備わる。

内装は、ナッパ・レザーのスポーツシートが標準仕様で、ホールド性を高めたヘッドレスト一体型のパフォーマンス・シートはオプション。シートは2+2レイアウトも設定されるが、後席乗員は身長150cmまでに制限される。ステアリングの位置は左のみだ。

価格は3085万円となっている。



文=関 耕一郎

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