2025.06.13

CARS

「誰が言ったか“個室新幹線”」自動車評論家の西川淳、渡辺敏史、小川フミオが試乗したあらゆる点において、他を圧倒するSUVとは?

西川淳さん、渡辺敏史さん、小川フミオさんが試乗したのは2700万円のSUV

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今年もやりました2025年版「エンジン・ガイシャ大試乗会」。上半期注目の総勢33台の輸入車にモータージャーナリスト33人が試乗!

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メルセデス・マイバッハEQS 680 SUVには、西川淳さん、渡辺敏史さん、小川フミオさん、小沢コージさん、金子浩久さんの5人が乗った。今回は西川淳さん、渡辺敏史さん、小川フミオさんの「ここがスゴイ」リポートをお届けする。

「個室新幹線」西川淳

誰が言ったか“個室新幹線”。風切音だけがかすかにシューンと聞こえる移動感覚を体験すれば誰もがそう思うはず。そんなわけでEPC会員にはまず後席を勧めたが、あまりに心地良さそうなのでちょっと悔しくなった。それで箱根ターンパイク入口で助手席に移ってもらったのだが、それがまたよかった。峠道では3トン超えの車重をものともせず、スポーティカー顔負けの“軽快さ”をみせたから。後席に座っていてはきっと気分が悪くなっただろう。

試乗車の仕様は総額およそ3450万円。

とはいえ、そんな強力な走りがマイバッハの真骨頂ではない。それは実力の片鱗、というか、基礎にすぎない。力を秘めているからこそ、ゆっくり走らせてドライバーやパッセンジャーが心地良くなれるわけだ。

何しろその乗り心地の良さはここ10年のメルセデスでは最良の部類。22インチという巨大タイヤの存在をまるで感じさせない。全てをクルマに任せて走らせたなら、追い越していくクルマたちをまるで下界の些細な出来事であるかのように泰然と見送れてしまう。正に“金持ち喧嘩せず”。

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