2025.03.15

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1本の時計を夫婦でシェアする愉しみ ジャガー・ルクルト レベルソ エンジン時計委員、数藤健のイチオシはこれ!

エンジン時計委員、数藤健のイチオシはこれ! ジャガー・ルクルト レベルソ・クラシック デュエット

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エンジン時計委員会が新しいトレンドとしていま注目しているのが「ジェンダーレス・ウォッチ」だ。大径ケース、カラフル文字盤とここ最近の流行りが一段落したいま、新たに注目されているのが静かなる豪奢=「クワイエット・ラグジュアリー」と「ジェンダーレス」のキーワードだ。今回はそんな注目ウォッチのなかから、エンジン時計委員の数藤健がこの一本をセレクトした。

エンジン時計委員、数藤健のイチオシはこれ!
ジャガー・ルクルト レベルソ・クラシック デュエット

時分表示のみのシンプルな手巻き2針モデル。表ダイアルにはバトン針とブラックプリントのアラビア数字を配している。1930年代後期誕生の初代レベルソから連綿と受け継がれるレクタンギュラー・ケースとゴドロン装飾様式の3本ラインは、名門メゾンの象徴だ。ステンレススティール、ケースサイズ縦34.2×横21mm、3気圧防水、パワーリザーブ38時間。172万400円。

裏ダイアルの分針はつや消し仕様。ベゼルの上下に直線状にあしらわれたダイヤモンドは計0.28カラット。

異なる二つの表情をパートナーと楽しみたい

実はレベルソは、私を含め3名がリストアップした。それだけ“ジェンダーレス腕時計”として想起されやすい銘機なのだ。

この「レベルソ・クラシック デュエット」は反転式ケースコンセプトの表と裏、二つの表情で同じ時を告げる。表は、縦のラインのサテン仕上げ・ギョーシェ彫りのシルバーグレー文字盤。裏は、オパーリンおよびサンバースト・ギョーシェ仕上げのブラック文字盤で上下に計30個のダイヤモンドを配している。

パートナーとシェアし、例えば妻は貴石が輝くドレッシーなダイアルを、夫は12のアラビア数字が配された端正かつクラシカルなダイアルで……と使い分けられる。

写真のブルーのほか、レッド、バーガンディー、パープル、ブラックなどシーンや季節に寄り添う多彩なストラップが用意されており、付け替えて楽しめる。

なお、海外旅行好きのアクティブなカップルなら裏ダイアルで第2時間帯を表示するデュオフェイスの「レベルソ・デュオ」という選択も。夢が広がりますね。

文=数藤健

(ENGINE2025年4月号)

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