2025.03.16

CARS

ドライバーズ・カーの最高峰 ロールスロイス・ゴーストの改良モデル、シリーズIIが日本になってきた

ロールス・ロイスが、ゴースト・シリーズIIの日本での展開を開始する。2020年に登場した2代目のマイナーチェンジ・モデルで、本国では2024年10月に発表されている。

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光るパンテオン・グリル

エクステリアは、ヘッドライトの形状を刷新。ロールス・ロイスのアイデンティティといえるパンテオン・グリルにはイルミネーテッド機能が備わる。ボンネット先端に立つマスコットの「スピリット・オブ・エクスタシー」とフロント・バンパーのロワー・グリルには、クローム仕上げの新たな造型が加えられた。



これまで通り、ロング・ボディも選べる

ホイールは、22インチ9スポークで、仕上げは全面ポリッシュか、部分ポリッシュが選択できる。リア・ビューは、ロールス・ロイス初の電気自動車=バッテリーEV(BEV)モデルである「スペクター」にインスパイアされた新しいデザインの縦型テールライトを採用した。

ボディはこれまで通り、全長とホイールベースが5545mmと3295mmの標準仕様と、5715mmと3465mmの「エクステンデッド」の2タイプが用意される。



竹を原料にした新素材を採用

インテリアは、ダッシュボードにガラスパネルを設置し、デジタルメーター、センター・ディスプレイ、スピリット・オブ・エクスタシーとアナログ時計を組み合わせたクロック・キャビネットを内包。1400Wアンプを搭載した18スピーカーのオーディオは、アルミ製シル内の空洞を低周波スピーカーの共鳴室とし、車両下部を大型スピーカーとして使う設計だ。

内装には、竹を原料としたレーヨン生地のファブリックとなるデュアリティ・ツイルや、径が異なる穴を最大10万7000個も組み合わせ模様を描いたレザーなどを設定。後席は快適性に加え、デジタル装備を拡充。冷暖房やマッサージなどの機能操作ができるディスプレイは、左右個別にストリーミング・デバイスを接続し、異なるコンテンツを楽しむことが可能だ。また、Bluetoothでのヘッドフォン接続やWiFiホットスポットなども利用できる。



6.75リッターV12ツインターボ

エンジンは6.75リッターV12ツインターボで、8段ATを組み合わせる。標準仕様の最高出力と最大トルクは571ps/850Nm。アバンギャルド仕立ての「ブラックバッジ」シリーズには600ps/900Nm仕様が搭載される。2490〜2545kgもの車両重量を有しながら、0-100km/h加速は4.7〜4.8秒をマークする。

シャシーは、アッパー・ウィッシュボーン・ダンパー・ユニットや電子制御ダンパー、エア・サスペンションを組み合わせたプラナー・サスペンション・システムを採用。カメラで読み取った前方の路面状況を用いたサスペンションの制御や、GPSデータを用いてカーブ曲率に合わせたギア選択を最適化するトランスミッション制御などにより、静粛性や快適性、運動性を高めている。

納車は、2025年第1四半期内に開始する予定だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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