2025.04.09

CARS

アウディQ6 e-トロン発売 ポルシェ・マカンと同じプラットフォームを採用するアウディの新しいEV専用SUV

アウディが新しい電気自動車=バッテリーEV(BEV)専用モデルとなる「Q6 e-トロン」とそのスポーツ・モデルの「SQ6 e-トロン」を発売した。ポルシェと共同開発した、BEV専用プラットフォームのPPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)を採用する初の市販モデルだ。

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フロント・ライトは2段式

エクステリアでは、フロントまわりの高い位置にデジタル・デイタイム・ランニングライトを装着。新設計のマトリクスLED式のヘッドライトはその下の段に目立たないようなデザインで配置されている。「クワトロブリスター」と銘打ったフェンダーの造型や、Dピラーとルーフの間の黒い縁取りがアイキャッチだ。



新型Q5とほぼ同サイズ

リアには、左右を連結するライト・ストリップを備えたOLED式のテールライトを備える。OLEDパネルは従来の約10倍にあたる360セグメントで構成され、降車や前方障害物の発見を周囲に通知する機能を備える。

ボディ・サイズは、全長×全幅×全高=4770×1940×1695mm、ホイールベースは2895mm。内燃機関モデルの新型「Q5」とほぼ同サイズのDセグメントとなる。



大型パノラマ・ディスプレイを採用

インテリアは、運転席前とセンターを統合した大型のパノラマ・ディスプレイと、助手席前のパッセンジャー・ディスプレイを装着。「ソフトラップ」と呼ばれるドアからダッシュボード、センターコンソールをシームレスに繋ぐデザインを採用している。シートはオプションで100%リサイクル・ポリエステルをメイン素材にしたレザーフリー・タイプも選べる

プラットフォームのPPEは、キャビンはもちろん、積載スペースも広く取ることを可能にする。リアのラゲッジ容量は通常時が526リッター、3分割可倒式のリア・シートをすべて倒すと1529リッターで、さらに64リッターのフロント・トランクも確保している。



パワートレインは3種類

パワートレインは3種類を用意。「Q6 e-トロン」は252ps/450Nmの1モーターをリアに置き後輪を駆動、「Q6 e-トロン・クワトロ」は前後2モーターでシステム総合出力387ps/580Nmを発生する4輪駆動、「SQ6 e-トロン」は同じく前後2モーターで489ps/580Nmの4輪駆動となる。0-100km/h加速は紹介順に、7.0秒、5.9秒、4.3秒。バッテリー容量は、Q6が83kWh、クワトロとSQ6が100kWhで、航続距離は順に569km、644km、672kmとなっている。

充電性能は、150kW急速充電器を使用した場合、10%から約35分で80%に到達。また、制動の約95%は、最大220kWのエネルギーを回収する回生ブレーキを使用することで、航続距離の最大化を図っている。



初回限定車を導入

またカタログ・モデルのほかに、導入記念モデルとなる「エディション・ワン」を設定。Q6 e-トロン・クワトロをベースに、アウディスポーツ製21インチ・ホイールや5つのオプション・パッケージなどを特別装備している。130台の限定販売で、グレーのボディ・カラーが100台、ブルーが30台となっている。

価格は、通常モデルが839万〜1320万円、エディション・ワンが1238万〜1253万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)
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