2025.04.15

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ロレックス【2025年新作】「ランドドゥエラー」がデビュー! 一体型ブレスレットの新世代ウォッチ

2025年4月1日から7日まで、スイス・ジュネーブで開催された“ウォッチ&ワンダーズ ジュネーヴ2025”(W&WG)。5日からの一般公開日において、ロレックス・ブースの前は常に人だかりだった。地元スイスをはじめとする時計好きは、やはりこのブランドの動向が気になるのだ。

W&WG来場者のみならず人々の耳目を多いに集めたハイライトのひとつが、ロレックスの全くの新コレクション「オイスター パーペチュアル ランドドゥエラー」。プレスリリースには“Opening New Horizons”=「新たな地平を拓く」と謳われている。

ロレックス「ランドドウェラー」の特徴

最も近づきやすい価格のステンレススティール・ケース×ホワイトゴールド・ベゼル(同社の呼称で“ホワイトロレゾール”)のモデルで、ランドドゥエラーの概要を説明する。


▲オイスター パーペチュアル ランドドゥエラー 40(Ref.127334) 自動巻き、ステンレススティール×ホワイトゴールド(ベゼル)、100m防水、パワーリザーブ約66時間ケース。225万5000円(予価・今春発売予定)。

最大の特徴は、ケースと滑らかに一体化したように見える“フラットジュビリーブレスレット”。「デイトジャスト」などの“オイスターケース”を見慣れた目には新鮮に映るが、1960~70年代のクオーツモデルやデイトジャストに同様のデザインのモデルは存在していた。それを現代的に再解釈した、新たなオイスターケース+ブレスレットの登場である。

ホワイトゴールド製ベゼル(風防の周縁)は、同社伝統の “フルーテッドベゼル”。ブレスレットのコマをつなぐリンクやケースサイドのトップエッジは面取り&ポリッシュ仕上げで、きらびやかに輝く。サテン仕上げが施されている艶消し面と鏡面の対比が美しい、遠目で見てもひと目で分かるロレックスならではのデザイン文法だ。

ダイアルに施された六角形の模様も目を惹く。スポーツカーや最新のアウディのフロント・グリルをも想起させるレーザー切削のハニカムモチーフで、クルマ好きにはスポーティと映るのではないか。


 
文字盤カラーは、ステンレススティールとエバーローズゴールドケースのモデルはホワイト、プラチナケースのモデルは写真上のアイスブルーだ。インデックスのアラビア数字が6と9のオープン数字のデザインは「エアキング」「エクスプローラー」のアワーマーカーよりインスピレーションを得ており、カジュアルかつスポーティな印象を醸し出す。精悍な印象が強まるであろうブラックダイアルの将来的な登場も楽しみだ。

新開発の“Cal.7135”を搭載

ムーブメントは新開発の自動巻き“Cal.7135”。ロレックスが2015年に定めた独自の精度規格「高精度クロノメーター」認定機(平均日差-2~+2秒以内)だ。3万6000振動/時(5Hz)のハイビートの心臓で、脱進機、ヒゲぜんまい(ヘアスプリング)、耐衝撃構造などが進化・高効率化されている。ちなみにこのムーブメント関連で新たに16件の特許を出願中だという。


 
この新型ムーブメントは、同社の腕時計では稀なシースルーバック(同社の呼称で“トランスパレント”)から眺められる。メカニズム好きの心の琴線に触れる嬉しい演出だ。

オイスター パーペチュアル ランドドゥエラーは、ケース直径40mmと36mmを展開。ベゼルにダイヤモンドをあしらったモデル含め、まずは計10モデルが発表された。価格はオイスター パーペチュアル ランドドゥエラー(ステンレススティール×ホワイトゴールド) 36mm 211万5300円(予価・今春発売予定)、40mm 225万5000円(予価・今春発売予定)から。

問い合わせ=日本ロレックス Tel.0120-929-570
https://www.rolex.com/ja

文=数藤 健

(ENGINE Webオリジナル)

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