2025.05.18

CARS

スバル・トレイルシーカーよりオンロードよりに トヨタbZウッドランドが北米でデビュー

トヨタbZウッドランドが北米でデビュー。

トヨタが、新しいBEVの「bZウッドランド」を、北米事業体であるTMNAが開催する新車発表イベントで世界初披露する。

トヨタ流のデザイン・モチーフを採用

フロントまわりは、2025年後半の発売が予定されている改良型bZ4Xと同様に、トヨタの最新ラインナップに通じるモチーフのハンマー・ヘッドを採用。

トヨタbZウッドランドが北米でデビュー。

それを除けば、車体のデザインは先に発表されたスバル・トレイルシーカーとの共通性が見て取れる。3サイズは4830×1860×1620mmで、全長はソルテラと比較して約150mm長いというスバル版に近い。

トヨタbZウッドランドが北米でデビュー。

いっぽうで全高はbZ4Xより30mm低く、ソルテラより約25mm高いというトレイルシーカーよりオンロード指向になるなど、キャラクターが多少異なるのかもしれない。

トヨタbZウッドランドが北米でデビュー。

また、ホイールベースはbZ4Xやソルテラと同じ2850mm。オーバーハングの延長でサイズアップしており、荷室容量の目標値は850リットル以上だという。

トヨタbZウッドランドが北米でデビュー。

パワートレインは、前後に高出力タイプのeアクスルを搭載する4WDの設定が明らかになっているが、前輪駆動も用意されると見られる。4WD仕様は、制御システムの進化で前後駆動力配分の自由度が増し、アウトドアでも優れた走行安定性を実現するという。

バッテリー容量は74.7kWhで、現行bZ4Xの71.4kWhを上回る。eアクスルの高効率化も相まって、航続距離は4WD仕様でも418km以上に達する。

充電前にバッテリー本体の温度を調整するプレコンディショニング機能を備え、−10℃の冷間時の急速チャージは約30分を目標に開発中だ。

トヨタbZウッドランドが北米でデビュー。

アメリカ市場では、2026年初に発売予定のbZウッドランド。日本ではbZ4Xツーリングの名称で、来春ごろの試乗投入が計画されている。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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