2025.06.09

CARS

「簡単すぎる外免切替」に批判の声続出 ひき逃げや逆走など事故多発で見直しが始まった制度の実態とは

外国籍のドライバーが日本国内で交通事故を起こして逮捕される事案が増えている。また、外免切替によって日本の運転免許を取得した外国籍のドライバーが起こしたひき逃げ事故や逆走事故などをきっかけに外免切替制度が「簡単すぎる!」という声が上がり、制度の見直しを検討する段階に入った。そもそも、外免切替はどのような制度で、どのような流れで取得するのか、外免切替の問題点とは何なのか、改めて考えてみよう。

「簡単すぎる!」と言われている外免切替とは?

外免切替とは、外国で取得した運転免許を日本の免許に切り替える手続きだ。日本で運転したい外国人の旅行者や帰国者が対象。つまり、外国の運転免許を保有していることが前提の制度となっている。

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外免切替の流れは、受付、書類審査、適性試験の順で進み、知識および技能確認が免除される特例が適用される国の場合は、暗証番号の設定、写真撮影、免許証の交付という流れになる。

知識・技能の確認が免除される特例が適用される国の免許は、アイスランド、アイルランド、アメリカ合衆国(オハイオ州、オレゴン州、コロラド州、バージニア州、ハワイ州、メリーランド州、ワシントン州及びインディアナ州に限る。ただし、インディアナ州については技能確認のみ免除。)、イギリス、イタリア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、モナコ、ルクセンブルク、台湾だ。



一方、知識・技能の確認が免除されない(特例が適用されない)国の場合は、受付、書類審査、適性試験を受けた後、知識の確認と技能の確認が実施される。知識・技能の確認(試験)に合格すると、暗証番号の設定、写真撮影と進み、運転免許の交付となる。

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