2025.06.23

CARS

誕生から半世紀を向かえた愛すべきザ・実用車 VWポロの生誕50周年を記念した装備充実のモデルが発表に

VWポロの50周年を記念する「エディション50」が登場。

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フォルクスワーゲンが、ポロの50周年を記念する「エディション50」をドイツで発表。随所に“50”のレタリングを掲げ、装備を拡充した特別仕様車だ。

こんな装備充実記念モデルのMT仕様なんて乗ってみたい!


ベースとなるグレードはスタイルで、ホイールは16インチが標準装備だが、オプションで17インチも選択可能。リア・ウインドウはダーク・ガラスで、Bピラーには立体的な50エンブレムを設置する。



前席ドアを開けると、シル・プレートにエディション50のロゴが。室内では、グロス・ブラックのダッシュボード・パネルの助手席前にエディション50の、ステアリングホイールのスポークに50のロゴがそれぞれ記されている。



インテリアは、クローム風ペダルやクローム・パッケージ、ブラックのヘッドライナーで上質感を演出し、アンビエント・ライトも備わる。前席はヒーター付きのスポーツ・シートで、マルチファンクション・ステアリング・ホイールはレザーとなる。走行モードを切り替えるドライビング・プロファイル・セレクションも装備する。



インフォテインメント・システムは、ストリーミングやインターネット接続にも対応したディスカバー・メディアを搭載。さらに安全装備として、リア・ビュー・カメラや、パーク&コンフォート・アシスト・システムを採用。事故の可能性を検知して乗員を保護するプロアクティブ・オキュパント・プロテクションや、後方からの車両接近を通知するサイドアシスト、パーク・ディスタンス・コントロールとリア・トラフィック・アラートを含むパーク・アシストも組み合わせられている。

パワートレインは、最高出力が95psのMT仕様、95psと116psの7段デュアルクラッチ式トランスミッションの3つの仕様を設定。ドイツでの価格は2万8200ユーロ(約470万円)からとなる。

アウディのコンパクト・カーである50をベースに開発されたポロは、1975年に初代が登場し、2017年デビューの現行モデルで6世代を数える。2021年には、外観の大幅変更を含むフェイスリフトが実施された。



SUVが好調なフォルクスワーゲンのコンパクト・クラスにあって、かつてほどの存在感は示していないが、乗ればつくりのよさが実感できる優良コンパクト・カーだけに、日本市場でも50周年の節目に再注目されるようなスペシャル・モデルの設定を期待したいところだ。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)

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