2025.06.27

CARS

ロータス・エレトレ&エメヤがラインナップを改定 パワーとキャラクターが明解なグレード名へ

電動化戦略を進めつつも、伝統も尊重するロータス。

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ロータスが、同社のBEVモデルであるSUVのエレトレと4ドアGTのエメヤのラインナップを、モデル・イヤー更新にあたり、より分かりやすく変更した。

かつてのロータスを連想させる命名に


従来、エレトレとエメヤは、612psで装備内容の異なる“ベース・グレード”と“S”、918psの“R”の3機種展開だった。いっぽう新たなグレードは612ps版が600/600GT SE/600スポーツSEの3タイプ、918ps版が900スポーツと900スポーツ・カーボンの2車種となる。





バッテリー容量は全車112kWhで、急速充電での10-80%チャージは、エメヤが400kWで約14分、エレトレが350kWで約20分。

0-100km/h加速と最高速度、航続距離は、エメヤ600系が4.15秒/250km/h/500〜610km、エレトレ600系が4.5秒/256km/h/490〜600km。エメヤ900系が2.78秒/256km/h/435〜485km、エレトレ900系が2.95秒/265km/h/410〜500kmだ。

主な装備は、エレトレ600が20インチ・ホイールやミシュラン・パイロット・スポーツEV、4ポット・ブレーキ・キャリパー、KEF製15スピーカー・オーディオを標準装備。GT SEは、22インチのピレリPゼロや6ポット・ブレーキ・キャリパー、KEF製23スピーカー・オーディオへグレードアップし、さらにグラス・ルーフを装着する。スポーツ SEは加えて、マッサージやベンチレーションを備えるコンフォート・シートやソフト・クローズ・ドアが加わる。



エメヤもまた、GT SEではホイールが20インチから21インチに拡大されるなど、600の基本装備より拡充され、スポーツSEにはコンフォート・シートやソフト・クローズ・ドア、アクティブ・ディフューザー/エアダムなどが上乗せされる。900スポーツ・カーボンは、900スポーツの内外装パーツがカーボンに変更されるエクステンディド・カーボン・パックとインテリア・カーボン・パック、コンフォート・シートなどが追加される。



価格は1515.8〜2263.8万円。デリバリーは、今年第4四半期の開始予定だ。

今回の新しい名称は、パワートレインごとの最高出力を把握しやすくするとともに、純内燃エンジンの2座ミドシップ・スポーツカーであるエミーラ・ターボSEにはじまる、過去のロータスを彷彿させるグレード名への回帰でもある。



革新的な電動化戦略を進めつつ、伝統も尊重するロータスの姿勢が、新たな命名法には込められているのだ。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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