2025.06.23

CARS

ニュルでも大活躍! VWゴルフGTIエディション50はなんと325馬力で2026年に発売

VW市販モデルの中ではニュルブルクリンク最速! 50周年を祝うゴルフGTIエディション50。

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フォルクスワーゲンが、ゴルフGTIの50周年記念モデルである「エディション50」の詳細を発表した。先頃、ニュルブルクリンクで7分46秒13という、フォルクスワーゲンの市販モデル最速ラップをマークした仕様だ。

ニュルで連覇を果たしたゴルフの市販バージョン登場


パワートレインは最高出力/最大トルクが300ps/400Nmのクラブスポーツをベースにチューンナップし、325ps/420Nmを発生。シャシーは15mmロー・ダウンし、アダプティブ・サスペンションや前輪デフロック、プログレッシブ・ステアリングは再調整が図られた。

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さらなる運動性を求めるなら、専用オプションの“GTIパフォーマンス・パッケージ”の選択で実現できる。20mmダウンとしたパフォーマンス・シャシーは、スプリング・レートを高め、固有振動数が前後とも20%ほど大きくなっている。アダプティブ・サスペンションの反応時間も最適化し、19インチの鍛造ホイールには235幅のセミ・スリックであるブリヂストン・ポテンザ・レースを組み合わせ、サイレンサーをチタンとしたRパフォーマンス・エグゾーストも装着する。



ブリヂストンが新開発したこの専用タイヤは、グリップを高めつつも転がり抵抗を軽減し、しかも標準タイヤより1本あたり1.1kg軽い。ホイールは1本8kgで、標準装着の19インチより3kgの軽量化を実現。



アクラポヴィッチ製チタン・エグゾーストを追加すれば、さらに11kgの削減が可能だ。



室内には、チェック柄とレーシング・グリーンのラインが入るスポーツ・シートを装備。ベロア調生地も組み合わせ、高級感とレーシーさを演出する。シートベルトは赤く彩られ、本革巻きのステアリング・ホイールは新規デザインで、“GTI 50”のロゴが入る。



このロゴはリア・スポイラーやドア・ミラー内側、ドア・シル・プレートにも刻まれる。さらにルーフやドア・ミラー、テール・パイプは専用のブラック仕上げで、ボディ・サイドには黒から赤へ変わるグラデーションのストライプが用意される。

ボディ・カラーは5色で、ホワイトやブラック・メタリック、グレーに、専用色のダーク・モスグリーンも設定。



そして、1986年以降のハイ・パフォーマンス・モデル、たとえばゴルフIIのGTI 16VやゴルフIIIのVR6、ゴルフVIIのGTI TCRなどを思わせる、トルネード・レッドも選ぶことができる。

生産開始は2025年末、デリバリーはアニバーサリー・イヤーである2026年の第1四半期にスタートする予定だ。



なお、2025年のニュルブルクリンク24時間レースでは、レース専用モデルのゴルフGTIクラブスポーツ24hが、BMW M4やポルシェ718ケイマンらGT4勢を抑え、2024年に続き連覇。まもなく迎えるGTIの50周年に花を添えた。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)

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