2025.06.28

CARS

あの“キャメル・トロフィー”の再来 過酷なラリーに挑むディフェンダーとスペシャル・モデルが現る

あの“キャメル・トロフィー”を思わせる特別なディフェンダーが現る。

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新たにランドローバー・ディフェンダーに設定された「110トロフィー・エディション」は、かつて開催されたキャメル・トロフィーや、G4チャレンジの参加車両を思わせる風貌だ。

本当の悪路を走るためのスペシャル・ディフェンダー

実際にこのクルマは、新たにスタートするラリー・レイド、“ディフェンダー・トロフィー”に挑むための仕様なのだ。



ディフェンダーが長年にわたりパートナーシップを結ぶ環境保護団体『タスク』の協力を得て開催されるディフェンダー・トロフィーは、アフリカで2026年秋に開催されるファイナル・ラウンドに向け、この夏には地方予選を開始。現在、参加者を募っており、世界50カ国以上からエントリーを受け付けている。



運転だけでなく、創意工夫や身体を張ったチャレンジまで、3つの過酷なステージで競われるディフェンダー・トロフィー。参加資格は23歳以上で、50m泳ぐことができ、世界中で運転と旅ができる資格を持ち、英語を流暢に話せることなど。詳細はランドローバーのグローバル・ウェブサイト内にある、特設サイトで公開されている。





参加車両の110トロフィー・エディションは、往年のクルマにインスピレーションを得た2色のボディ・カラーである、ディープ・サンドグロウ・イエローとケズウィック・グリーンを設定。オプションで、マットのプロテクティブ・フィルムを施工することもできる。

ボンネットとルーフ、バンパー、サイドシルとホイール・アーチに加え、ブレーキ・キャリパーやリア牽引フックといった細部までグロス・ブラック仕上げに。同色の20インチ・ホイールには、オールテレイン・タイヤを組み合わせる。



ボンネットとリア・ドア・ピラー、リア・エンドには、トロフィー専用マークが入り、シル・プレートにもトロフィーのロゴが光る。オプションにはルーフ・ラックやラダー、サイド・マウントのギア・キャリアといった積載アイテム、クラシックなマッド・フラップ、ダスト・フィルター付きシュノーケルといった、極限のオフロードでの競技に必要なアイテムが揃う。



インテリアは、エボニーのウィンザー・レザーシートを備え、タフさと高級感を両立。クロスカービームはボディ同色で、エンド・キャップにトロフィーのマークがレーザー刻印される。



価格は8万9810ポンド(約1764万円)。アドベンチャー・ラリーに参加するつもりはなくとも、ランドローバーのファンならば、ヘリテージ・モデルを思わせるカラーリングに心惹かれるのではないだろうか。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)

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