2025.06.25

CARS

ブガッティは次元が違う ハイパー・カー「トゥールビヨン」のカスタマイズはサンプルを世界中のどこへでも専門スタッフが持参

ブガッティ・トゥールビヨンにはなんと8本出しマフラーへのカスタマイズも可能。

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ブガッティが2024年に公開した、新型ハイパー・カーの「トゥールビヨン」。その発売を2026年に控え、新たなコンフィギュレーターの準備が整った。

パーソナライズをアートへ昇華する


すべてのブガッティは、創設者であるエットーレ・ブガッティがこのブランドに込めたパイオニア・スピリットやキャラクター、独自性を物語る。そうあるために、オーナーひとりひとりが、パーソナライゼーションをアートに昇華させ、細部に至る固有のテイストでクルマを形作る世界に踏み込む。

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そんなビジョンを実現し、オーナー体験へ導く上質な手段を提供するのが、トゥールビヨンに用意されたコンフィギュレーターだ。



彫刻的なエクステリアや洗練されたインテリア、マテリアルやカラーの選択まで、ブガッティはオーナーの好みがこと細かに反映できる。

それを楽しむため、トゥールビヨンをオーダーするとまずはルックボックスというアイテムが届く。厳選された7つのカスタマイズ例を収めた、40を超える高品質プリントのセットだ。これが、仕様選びの入り口となる。



その後はディーラー・ネットワークを通じて、専用スペースで豊富なマテリアルのサンプルを確認。それで飽き足らないのであれば、フルサンプルの小型版を携えた専門スタッフが、世界中どこでも駆けつけるコンフィギュレーション・トラベル・キットや、モルスハイム本社を訪れてのセッティングも利用できる。

ボディ・カラーは23色を新規開発し、昔ながらのグロスをはじめ、メタリックやマットなど多彩に揃えた。さらに、選りすぐりのカーボン地を活かした仕上げも可能。

好みのアクセント・カラーや、ロゴなどを添えることもできる。ホイールについても、全塗装やフルアルミ、ダイヤモンドカット、デュオ・トーンが選択可能。ブレーキ・キャリパーは、9色を取り揃えている。



室内は、新たなカラーや素材を用意。20種類のレザーや新色を10色加えたアルカンターラから、カーペット7種類、シートベルト8色、カーボン・パーツ7種類、トリム4種類にまで至る。

さらに、新規設定のクチュール・シートは、並外れた快適性とクラフトマンシップの融合を見せる。機械式のメーター・パネルさえ、ほぼ全ての構成部品がオーダーメイドできるという。



さらに、ブガッティのモータースポーツの歴史を反映した「エキップ・ピュル・サン」も用意。英語にするとサラブレッド・チームを意味するというそれは、左右8本出しテール・パイプや前後異径ホイール、カーボン・エンジン・カバーやパフォーマンス・シートなど、これまでのブガッティのハイパー・カーには珍しいレーシーなアイテムのパッケージ・オプションだ。



いうなれば、カスタマイズ・メニューは、思いつく限りほぼすべての領域をカバーする。

残念なのは、それを体験できるのは購入者のみだということ。一般的なオンライン・コンフィギュレーターのように自宅のパソコンやスマートフォンでアクセスできれば、時間を忘れて没頭できそうなのだが。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)

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