2025.08.17

LIFESTYLE

日本橋・兜町の日証館(旧渋沢邸跡)で味わう夏デザートは昆布×カカオ! 豆から炒って楽しむ贅沢体験

暑い夏に必要なのは、五感が潤う冷んやりスイーツ。趣向を凝らしたスイーツで注目を集める日本橋「nib」のデザートコースを、フード・ライターの小松めぐみが紹介する。

カカオの可能性を探る

日本橋兜町に2024年12月にオープンした「nib(ニブ)」は、国内外のコンクールで数々の栄誉に輝くショコラティエの眞砂翔平氏が、カカオの可能性を探究するラボ。予約制のデザートコースに加え、ウォークインで楽しめるアラカルトも用意されている。

コースは、最初に自身でカカオを炒ることからスタート。続く小菓子8種の盛り合わせは、カカオニブや果肉、種皮など、さまざまな部位を使ったもの。中でも「ジブンのカカオ」は自ら砕いたカカオ豆からカカオニブを取り出し、自分で好きなだけトッピングするチョコレートタルトで、カカオの豊かな香りに五感が刺激される。


デザートに昆布?

コースの主役は2種から選べるメインデザート。「海とカカオのマリアージュ」はコスタリカの海辺の農園をイメージした作品で、昆布締めの焼きバナナ、カカオハスクのジュレ、果物のマリネなどが重なり、ミルク昆布アイスやマカンボ豆腐が意外性を添える。

デザートに昆布とは意外だが、「昆布は水出しすることでハーブのようなニュアンスが生まれる」のだとか。さまざまなカカオの風味と潮風のような清涼感を運ぶデザートの、アーティスティックな世界観に浸ってみては?



店内はカウンター8席のシェフズテーブル形式。●東京都中央区日本橋兜町1-10 日証館1F TEL.03-6206-2568 https://www.instagram.com/nib_tokyo/

■nib(ニブ)
スイーツは完全予約制の「カカオのデザートコース」(6800円)より。店内はカウンター8席のシェフズテーブル形式。
東京都中央区日本橋兜町1-10 日証館1F TEL.03-6206-2568 https://www.instagram.com/nib_tokyo/

文=小松めぐみ(フード・ライター) 写真=田村浩章

(ENGINE2025年8月号)
タグ:

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement