2025.06.26

CARS

なんと価格は420万円から 小さいながらも魅了される新世代イタリアン・スタイル アルファ ロメオ「ジュニア」が上陸

ついに上陸したアルファ ロメオ・ジュニア。価格は420万円から。

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「アルファ ロメオ・ジュニア」が2025年6月24日、日本市場向けにお披露目された。この日は同社がイタリア・ミラノで創業したとされる1910年6月24日からちょうど115年という大きな節目であり、新世代のアルファ ロメオの登場にふさわしい日となった。

久々のエントリー・モデル


ステランティス・ジャパンは6月24日、Bセグメントに属するコンパクトSUV、アルファ ロメオ・ジュニアを導入し、発売した。



アルファ ロメオのラインナップとしては、ジュニアはかつてのミトやジュリエッタの流れを汲むエントリー・モデル。

現行のDセグメント・サルーンのジュリア、そして大小2つのSUVであるステルヴィオとトナーレに加わるニュー・モデルであり、同社初の完全電動化モデルをも含んでいる。

車名の“ジュニア”はこれまでも何度か新型のアルファ ロメオとして登場の噂はあったもので、1960年代のGT 1300ジュニアに由来している。

同じはずなのに、まったく違う


プラットフォームはアルファ ロメオが属するステランティス・グループが用いるe-CMP2で、フィアット、ジープなど各ブランドに兄弟車が存在する。



ジュニアの車体サイズは全長×全幅×全高が4195×1780×1585mm、ホイールベースが2560mm。サスペンション形式は前マクファーソン・ストラット式、後トーションビーム式と共通のもの。

先だって国内導入された同じe-CMP2を採用している兄弟車フィアット600に対しては、5mm短く、10mm低いだけで、車体の幅もホイールベースも同寸(ただし足まわりに関してはトレッド、特に後ろ側が拡大されるなど、アルファ ロメオ独自の味つけも施されていると推測される)。そうなると、とくに前方向からのシルエットは、ほとんど変わらないはずである。

しかし発表会の冒頭、オペラの上演後に暗闇から現れ、ヴェールを脱いだその姿は、フィアット600とはまったく異なる印象を受けた。



スタイリングを手がけたのはトリノにあるチェントロ・スティーレ・アルファ ロメオ。愛らしくふくよかでフェミニンなフィアット600に対し、直線をほぼ用いていないところこそ共通ではあるけれど、ジュニアはきゅっと引き締まった、筋肉質でマスキュランなイメージに仕上げられている。

印象的なのは、斬新な部分とクラシカルな部分が、それぞれ主張しつつも融合しているところだ。

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