2025.07.17

CARS

レンジローバー・スポーツに続く漆黒ですべてをコーディネートする第2弾 「SVブラック」のレンジローバーが登場

漆黒のレンジローバーSV、注目はフロア・マット?

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レンジローバーSVに、新仕様の「SVブラック」が加わった。「SVセレニティ」と「SVイントレピッド」に続く第3のバージョンだ。

今度の「SVブラック」はフロア・マットに注目?


ベースとなる「SV」は、最高出力/最大トルクが615ps/750Nmの4.4リットルV8ツインターボを搭載。5座のショート・ホイールベースと4座もしくは5座のロング・ホイールベース、いずれも選択できる。



ボディ・カラーはナルヴィク・グロス・ブラックで、グリルはポリッシュ仕上げのグロス・ブラック・メッシュを装着。ボンネットのレタリングもグロス・ブラック、グリルのオーバル・エンブレムはダーク仕上げとなる。

23インチ・ホイールやブレーキ・キャリパーもグロス・ブラック。テール・ゲートのSVエンブレムも、当然ブラック・セラミックだ。



シル・プレートはイルミネーション付きのSVブラック専用品で、インテリアはすばらしくソフトなサテン・ブラック仕上げ。ニアアニリンのエボニー・レザーはシルキーなタッチで、シートには長方形のグラデーション状にパーフォレーションや独特なステッィチが入る。ステッィチや縫い目を減らしたシングル・パネルのシート・カバーは、はじめての採用例だ。

ブラックのバーチウッド・パネルは、豪華でソフトなシートに見合ったスムーズさと手触りのよさを備えている。シフト・レバーはサテン・ブラックのセラミックで、ディテールにはムーンライト・クロームを採用した。



SVブラックの設定に合わせて、レンジローバーには新技術が導入される。まずSV のロング・ホイールベース・モデルには、助手席と後席にセンソリー・フロアを標準装備。これは、音楽に合わせて振動するボディ&ソウル・シートの技術が進化したもので、ハプティック・フィードバックをフロア・マットに組み込んでいる。豪華なカーペットは靴を脱ぎたくなるようなディープ・パイルなので、全身で音楽を感じられるようになる。6つのウェルネス・モードも備え、ストレス軽減や集中力向上に寄与する。

タイヤは、リサイクル素材やバイオ素材が70%以上を占めるピレリPゼロを設定。もみ殻から精製したシリカや、再生スチール、植物由来のオイルやレジンなどを使用し、パフォーマンスと耐久性と同時にサステナビリティも高めている。天然ゴムも、森林管理協議会の認証を受けたものとなる見込みで、まずはオプションの22インチからこの仕様となる。



グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで公開されたレンジローバーSVブラックは、同時にデビューを飾ったレンジローバー・スポーツSVブラックともども、2025年内に受注を開始する予定だ。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)

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