2025.07.22

CARS

新しいスバルの電気自動車はソルテラよりコンパクトな「アンチャーテッド」

スバル・ブランドのデンキ自動車第3弾!

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スバルが、新型BEVの「アンチャーテッド」を、ニューヨークで世界初公開した。ソルテラ、トレイルシーカーに続く自社ブランドBEVの第3弾だ。

トヨタ版もありえる


車名は、『地図に載っていない』『未知の』といった意味合いの英語から取られ、行ったことのない場所へも気軽に出かけ、自分の世界を広げてほしい、という願いが込められている。ボディ・サイズは、全長をソルテラより約170mm短縮。未知の場所を目指すのにふさわしい取り回しのよさと、十分な荷室容量を確保したという。最低地上高は、ソルテラと同等の約210mmだ。



エクステリアは、改良型ソルテラやトレイルシーカーにも通じる、片側6点の光が灯るヘッドライトが目を引く。フロントからサイド、リアに至るまで、ボディ下部がブラックアウトされ、視覚的に厚みを削ぎ落としている。ホイールは、ソルテラと同じく18インチと20インチを設定する。



ルーフ・ラインは、リア・ウインドウを寝かせたリフトバック・スタイルで、ベルトラインは、レクサスRZにも似た後方に段を設けたデザイン。Cピラー部と連続させたヒドゥン・ハンドルを持つ後席ドアと合わせて、クーペ的なスポーティさを演出している。



インテリアも、改良版ソルテラやトレイルシーカーとの共通点が見て取れる。スバル最大サイズとなる14インチのタッチ式ディスプレイを採用したマルチメディア・システムは、Android AutoとApple CarPlayをワイヤレス接続可能。センター・コンソールの前端には、ワイヤレス充電器を2つ設置している。

パワートレインは、224psの前輪駆動と、343psの四輪駆動の2種類。四輪駆動車にはデュアルファンクションX-モードとグリップ・コントロールを装備し、悪路走破性を高めた。74.7kWhのリチウムイオン・バッテリーを搭載し、前輪駆動では480km、四輪駆動では450kmを、それぞれ上回る最大航続距離を実現する。充電性能は、プレコンディショニングによる温度調整などにより向上。150kW急速充電器を使用して、約30分で10〜80%の急速充電時間を完了する。



2026年にアメリカ市場へ投入される予定のアンチャーテッドは、ほかのBEVと同じくトヨタとの共同開発車となる。

アメリカ以外の市場展開など、まだ不明点も多いが、ソルテラより小型化しつつパワートレインを同等に維持したモデルは、アメリカより道路環境がタイトな日本にこそマッチするはず。導入に期待したい。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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