2025.07.28

CARS

公道では速くなり過ぎた!?  480psに進化したBMW M2試乗!

M3/M4と同じM社謹製の3.0リッター直6ツインターボを、ひと回り小さなボディに押し込んだM2が一部改良を実施。相変わらずクルマ好き、そして運転好きに刺さる痛快なクルマだった。

一部改良でエンジンが進化

M3やM5などM社独自の高性能モデル、Mハイ・パフォーマンス・モデルの末っ子であるM2がモデルライフ後半に向けて一部改良を実施した。改良とはいうものの、成功を収めたBMWモデルの例に漏れず、変更は最小限。ツヤ消しの真新しいボディの影響でどことなく新しさを感じるものの、内外装は基本的に従来型と変わらない。





ホールド性は抜群にいいレーシングカーのようなバケットシート。リクライニングをはじめ、各種調整機構は備わるが体型を選ぶので、欲しい人は一度座ってみた方がいい。後席は2名掛け。

では、どこが進化したかというとエンジン。M3/M4と同形式でM社謹製のN58B型3.0リッター直6ツインターボの最高出力が480psへとさらに20ps上乗せされた。これは現行型M4の初期に設定されていたMT車と同値。M3/M4よりボディサイズがひと回り小さい弟のM2が、動力性能で兄貴と肩を並べることになったというわけ。引き続き、8段ATのほかに6段MTが設定されるのはマニュアル派にとっては朗報だ。

また現在、M3/M4だけでなくM2を除いたすべてのMハイ・パフォーマンス・モデルが4WDのみとなっている。したがって、走行モードで2WDにできる車種はあるものの、このM2が唯一の後輪駆動車ということになる。



2025年4月の価格改定で1018万円となり、ついに1000万円の大台を超えた新型M2。試乗車にはさらに225万5000円のMレーストラック・パッケージが装着されていた。内訳は、カーボン製ルーフとカーボン製バケットシートのほか、速度リミッターが290km/hに引き上げられるMドライバーズ・パッケージと競技用みたいな浅溝のミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2タイヤなど、サーキット派なら必須の装備がずらりと並ぶ。

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