2025.08.19

CARS

日本での「インテグラ」復活の可能性も? 新型アキュラRSXはクロスオーバーに

ホンダ・プレリュードに続いてインテグラの名も復活!?

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ホンダが、モンテレー・カー・ウィークで、「アキュラRSXプロトタイプ」を公開した。上位ブランドのアキュラで販売する、新型車を示唆するモデルだ。

ホンダ・バージョンが出るならその名はインテグラ?


実はアキュラRSXは、かつてDC5こと4代目インテグラの北米仕様に与えられた車名で、2006年の生産終了以来の再登板となる。



ただし、ボディ・タイプはかつてのようなクーペではなくSUVで、しかも電気自動車だ。2024年のモンテレーに登場し、アキュラの次世代EVの方向性を示したパフォーマンスEVコンセプトをベースに開発され、量産モデルへさらに近づいた。



エクステリアは、コンセプト・カーのクーペ風デザインを継承。張り出したホイールアーチと21インチ・タイヤは車体の四隅に近づけられ、ホイールベースを長く、オーバーハングを短く設定している。フロント周りは、アキュラの特徴的なダイヤモンド・ペンタゴン・デザインの発展版で、デイタイム・ライトとLEDヘッドライトを上下に分割して配置する。

メカニズムのベースは、ホンダ独自の次世代EVプラットフォームで、このRSXが採用第1号となる。パワフルな2モーター式4WDで、フロントにはスポーティなセッティングのダブルウィッシュボーン・サスペンションと、ブレンボ製ブレーキを標準装備するという。双方向充電機能も備え、蓄電池として使用することも可能だ。



自動運転やADAS、車載インフォテインメントなどを統合制御するビークルOSは、ホンダが開発したアシモOS。以前の発表では、人型ロボットのアシモの開発などで培った自律行動制御などのロボティクス技術と、先進知能化技術の融合が図られたとされている。

量産版RSXの発売は2026年後半、生産は米オハイオ州のメアリズビル工場で行われる予定だ。

アメリカ市場以外への投入計画は明言されていないが、もしもアキュラ・ブランド未導入の市場で販売するならば、注目したいのはその名称だ。



NSXのように共通名称とするのか、新たに命名するのか、それともかつてのRSXがそうだったようにホンダ版はインテグラを名乗るのか。今後の展開が気になるところだ。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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