2025.10.09

CARS

自然吸気V8はちびっちゃうくらいの快感発生機だ! 佐野弘宗(自動車評論家)が1位に選んだ唯一無二のスポーツカーとは?

クルマオタクとしては、魅力的なエンジン搭載車が次々と生産終了になって、どうしましょ状態の佐野弘宗さん。

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10位 トヨタ・ランドクルーザー250

レクサスGXの発売でトヨタ上級クロカンがついに出揃うも、ゴツかわいいデザインに軽快な操縦性、フレンドリーな価格で、いちばん購入意欲をそそる。

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10位 トヨタ・ランドクルーザー250

9位 メルセデスAMG GTクーペ

先代ほどストイックでなくなったかわりに、4WDの導入も含めて、とにかくあつかいやすくなった超速クーペ。見た目はレトロっぽいのに走りは最新鋭。

9位 メルセデスAMG GTクーペ

8位 トヨタGRカローラ

300ps超の3気筒ターボはぎりぎり絞り出すエンジンフィールがレーシー。同じパワートレインのGRヤリスより落ち着いた挙動が筆者のような中高年に刺さる。

8位 トヨタGRカローラ

7位 ルノー・カングー

先代ほどキャラは立っていないけど、走りと品質は飛躍的進化。ディーゼル+6段MTというマニア物件を、限定車の形ながら定期供給する姿勢も素晴らしい。

7位 ルノー・カングー

6位 レクサスLM

従来型の高級セダンはしょせん欧米の二番煎じだが、これは真正ジャパンオリジナル。これが世界に認められたら、日本人としてこれほど嬉しいことはない。

6位 レクサスLM

5位 ルノー・メガーヌR.S.

派手なエアロや可変ダンパーもなく、日本のタイプRに負けないスピードを実現しているのはさすが。国内はすでに市中在庫を残すのみ。見つけたら即買い。

5位 ルノー・メガーヌR.S.

4位 ホンダ・シビック

ここはシビック全体というよりタイプRへ投票。スピードの追求が極限まで達して、今やどこかまろやかな味わいを醸し出す。本物ってこうなのか。

4位 ホンダ・シビック

3位 ケータハム・セブン

軽量、コンパクト、シンプルというスポーツカーの理想を、世界一ピュアに実現した量産スポーツ。日本資本が入ってからはビルド・クオリティも大幅向上。軽エンジンの600などは燃費よく、タイヤも超絶に長持ち。やっぱり軽さは正義。

3位 ケータハム・セブン

2位 アルピーヌA110

ついに来年をもって生産終了。今の70周年記念モデルが事実上のファイナル。エンジン搭載のアルピーヌが今後登場する予定は、少なくとも現時点ではない。1位のコルベットと並んで「アマチュアが運転しやすいミドシップスポーツ」の双璧。

2位 アルピーヌA110

1位 シボレー・コルベット

この典型的なスーパーカーがこれほど乗りやすいのに、乗るたびに驚く。通常のOHVとZ06のDOHCという2種類のV8はどちらもちびっちゃうくらい快感発生機。新時代ハイブリッドのE-Rayも結局のところはエンジンメインで安心。

1位 シボレー・コルベット

文=佐野弘宗
 
 ■エンジンHOT100とは?
モータージャーナリストが2025年のいま身銭を切ってでも欲しいと思うクルマ100台の順位を決める雑誌『エンジン』の名物企画、エンジンHOT100。そのHOT100の源となるのが、ジャーナリストと編集部員による投票「マイホット20」である。今年も、「マイ・パーソナル・ベストはこれだ!」というテーマの下、46人が思い思いの20台を選び、その選考理由を記した。各位のクルマに対する姿勢や価値観が垣間見えるこのマイホット20には、HOT100の結果に勝るとも劣らぬ価値と楽しみが詰まっている。

(ENGINE2025年9・10月号)

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