「GRスープラ」が、2025年9月4〜7日に開催されるNASAチャンピオンシップの、オフィシャル・ペースカーに選定された。
スープラ有終の美を飾る1台
NASAこと全米オートスポーツ協会は1991年に設立され、アマチュア向けのモータースポーツ・イベントを主催する団体。

25ものクラスが設定され、マツダ・ロードスターやホンダ・シビックから、シボレー・カマロやフォード・マスタング、シボレー・コルベットやダッジ・バイパーといったアメリカン・スポーツ、BMW M3やポルシェ944、はたまたクラシックなホットロッドやサーキット専用車まで、多種多様なマシンが揃う。
NASAチャンピオンシップは毎年恒例となっている最大のイベントで、州や地域で区切られた14のリージョンから、トップクラスのドライバーが集結する。
2006年のミド・オハイオ以降、デイトナやラグナ・セカといったアメリカを代表するサーキットが会場となってきており、今年の舞台はミズーリ州のオザーク・インターナショナル・レースウェイだ。

GRとNASAの関係はこれがはじめてではなく、チャンピオンシップのペースカーはこれまでGR86とGRカローラが務めている。また、2019年にはGRスープラの購入者に、走行会への参加フィーなどを含む1年間のNASA会費無料サービスが付帯され、現在は適用範囲をすべてのGRモデルに広げている。

なおGRスープラは2025年4月に、2026年モデルとして販売される全米1300台限定の「MkVファイナル・エディション」をアメリカで発表。
これは日欧市場向けの「A90ファイナル・エディション」とは異なり、3リットル直列6気筒はカタログ・モデルと同じ最高出力/最大トルクが387ps/499Nmという仕様で、デフの制御変更や大径ブレーキ採用、ボディ補強などを実施した、最終改良型を基本としたもの。

2色のマット・カラーや赤いドア・ミラー、サイド・デカールなどをセットにした“GT4スタイルパック”を選べるのが特徴だ。
6年余りのモデル・ライフとなった現行GRスープラが、ラスト・イヤーに晴れの舞台を用意されたことは、アメリカ市場でのスープラ人気を物語ると言えるだろう。

その評価が、一日も早い次期スープラ登場への追い風になることを望まずにはいられない。
文=関 耕一郎
(ENGINE Webオリジナル)