2025.03.30

CARS

間違いなくお宝案件 1500万円、150台限定のGRスープラ最終限定車は、見た目も走りも超ド級

トヨタが「GRスープラ」の特別仕様車である「A90ファイナルエディション」を抽選販売する。2019年に登場した日本では3代目となる現行A90型スープラの集大成となるモデルだ。

トップ・グレードのRZベース

3.0リッター直6ターボを搭載したトップ・グレードの「RZ」をベースに内外装だけでなく、ボディやエンジン、シャシーに至るまで、走りの性能を高めるべく改良を施した。



54psの出力アップ

エンジンは吸気経路を見直し、低背圧触媒導入やアクラポヴィッチ製のチタン・マフラーを採用。エンジン制御の最適化も行うことで、従来型の387ps/500Nmから441ps/571Nmへと54ps/71Nmもの出力向上が図られた。

エンジンのオイルパンにはバッフルプレートを追加し、旋回時のオイル偏りを防止。ラジエーター冷却ファンの強化やサブ・ラジエーターの追加、ディファレンシャル・ギア・カバーの冷却フィン大型化により、冷却性能も増強している。



レースカー由来のサスペンション

サスペンションはレース専用車の「GT4」と同じくKW製で、ダンパーは伸び側16段、縮み側12段の減衰力調整式を採用。全高は通常モデルより20mmダウンしている。前後とも強化スタビライザーを装着。キャンバー角を見直しも図られている。電動パワーステアリングは制御を最適化した。

リア・サブフレームも、GT4マシンと同じリジッドマウントのアルミ製を採用。フロントのロア・アームには強化ゴムブッシュ、コントロールアームにはピロボール・ジョイントを用いている。また、フロントはカウルブレースの強化と床下ブレースの追加、リアは床下ブレースの構造変更を実施。室内には強化ラゲージ・クロスバーも装着した。

ブレーキは前後ともフローティング構造のドリルド・ディスクで、フロントはブレンボ製19インチと高い摩擦係数を持つパッドを組み合わせる。ホースは膨張を抑えるステンレス・メッシュとした。ホイールは前19インチ、後20インチの専用鍛造アルミで、タイヤは通常モデルより10mmワイドなミシュラン製パイロットスポーツ・カップ2を履く。



カーボン製パーツで武装

エクステリアは、トヨタ・ガズーレーシング・ヨーロッパ(TGR-E)が空力開発を担当。スワンネック形状のカーボン製リア・ウイング、フロントにはカーボン製のスポイラーとカナード、センターフラップを装着し、脱着式インナーダクト付きのカーボン製ボンネット・ダクトも備わる。

シートは、レカロ社のカーボン製フルバケット、ポディウムCFを採用。シートのパットはアルカンターラで、ステアリング・ホイールや内装トリムなどにもアルカンターラを多用している。スカッフ・プレートはカーボン製の専用品だ。

世界限定300台で、日本での販売台数は150台。4月13日まで全国のGRガレージで申し込みを受け付け、5月9日に当選発表する予定だ。

価格は1500万円。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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