2025.09.06

CARS

日本でもジャスト・サイズのSUV「スズキ・ビクトリス」はインドから世界へ

スズキの新世界戦略車、その名はビクトリス!

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スズキのインド子会社であるマルチ・スズキ・インディアが、新型SUVの「ビクトリス」を発表した。

ホンダ・ヴェゼルとほぼ同サイズの世界戦略車、現る!


100以上の国と地域への輸出も予定される、新たな世界戦略車となりそうなモデルだ。



ボディ・サイズは全長×全幅×全高が4360×1795×1655mmで、ホイールべースが2600mmと、スズキの日本向けラインナップでは、近日導入予定のeビターラに近い。



他社であれば、ホンダ・ヴェゼルとほぼ同等、トヨタであればヤリス・クロスとカローラ・クロスの中間。



取り回しと車内スペースのバランスが、かなりよさそうなサイズ感だ。



フロントは、LEDヘッドライトと、左右をつなぐライト・バーを組み合わせ、シャープさと先進性を演出。ルーフは比較的フラットだが、リア・ウインドウは傾斜して、室内の頭上空間を確保しながら軽快なスタイリングに仕立てている。



テール・ライトは、左右が下向きに折れ曲がった一文字で、中央から両端に向けて徐々に長くなる破線状の発光体を仕込んだ。テール・ゲートは、足の動きを感知して作動する自動開閉機能を装備する。



パワートレインは、マイルド・ハイブリッドとストロング・ハイブリッド、CNGを設定。ハイブリッドのエンジンは前者が1462cc、後者が1490ccで、それぞれ最高出力と最大トルクは103ps/6000rpmと139Nm/4300rpm、92ps/5500rpmと122Nm/3800-4800rpmとなる。

ハイブリッドには、スズキと東芝、デンソーとの合弁会社であるTDSGが生産するリチウムイオン電池を搭載。CNGは、タンクをボディの下に配置するスズキ初のレイアウトを採用し、荷室を広く取った。



組み合わせられる変速機は前輪駆動モデルがCVT、4輪駆動モデルが6段AT。サスペンション形式はフロントがマクファーソンストラット+コイル、リアがトーションビーム+コイルで、タイヤ・サイズは215/60R17。





室内は、電動シートやApple CarPlay/Android Auto対応の10.1インチ・インフォテインメント・システム、ドルビー・アトモス5.1chサラウンド対応のインフィニティ製8スピーカー・オーディオなど、上級アイテムを備える。安全装備も、衝突被害軽減ブレーキやレーン・キープ・アシスト、空気圧モニターなど、充実させている。



現時点では日本導入に関する情報は公開されていないが、そのスペックは、日本の道路事情やニーズにもフィットしそうだ。かつてのエスクードの穴を埋めるなら、フロンクスよりも適役ではないだろうか。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)

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